『マン・オブ・スティール』

【監督】 ザック・スナイダー
【主演】 ヘンリー・カヴィル,エイミー・アダムス,ケビン・コスナー,ダイアン・レイン,ローレンス・フィッシュバーン,アンチュ・トラウェ,アイェレット・ゾラー,クリストファー・メローニ,ラッセル・クロウ
【公開】 2013年 米 143分
【ジャンル】 SF

新たなヒーローとして生まれ変わった。またもノーマンによって。

予告編

レビュー

驚きのオープニング

スーパーマン誕生に隠された、出生の秘密。それがこの映画の物語だ。そうそれは知っていた。でも、もう始まりからびっくりな世界が広がっていた。自分が劇場を間違えて違う映画を観てるんじゃないかと思ってしまった。「S」のマークが登場するまで、確信できずにいた。まんまとノーマンマジックにはめられた。

「父さんは信じていた。世界はまだ、本当のぼくを受け入れられないと」

「お前には使命がある。たとえ一生かかっても、その使命を突き止めろ」
育ての父親役のケビン・コスナーがめちゃくちゃかっこいい。彼は息子の隠された能力のせいで、普通に生きていけなくなるのを恐れていた。他の星から来た事も知っていて、外見は人間と同じだが、中身がエイリアンである事も。でも人として育て、人として生きていって欲しいと、息子である後のスーパーマンを本当の父親以上に気遣って育てる。それは上記の思いがあったからだ。みんな息子を信じる事はできるない。そしたら息子はこの地球で生きていけなくなってしまう。。そして最後を向かえる父。彼は自らの死を持って、息子に我慢、耐える事を教える。手を挙げて息子が助けようとするのを静止し、自分は竜巻に飲まれて死んでしまう。息子である後のスーパーマンが、成長してからも、人にはその能力を見せずに耐える事ができたのは、彼の育ての父親からの愛があったからなんだと、劇中わかる。

圧倒的に光っていたケビン・コスナー、ダイアン・レイン

若い映像作家に、最先端の映像表現を支えるのはやはりベテランの存在だ。特にケビン・コスナー、ダイアン・レインの育ての両親役は抜群の存在感を示してた。もちろん実父役にラッセル・クロウと主役級がずらりと家族役で固めてあって完璧。

ただし・・・

後半のアクションシーンが長すぎる。本当に長い。派手なアクションも長いと退屈なだけだ。唯一残念だったところ。全体としてはさすが、ノーマン(「インセプション」「ダークナイト」などの監督)が制作・原作にあたっただけの事はある。すばらしい新シリーズのはじまりだ。新バットマン・シリーズに並ぶ伝説のはじまり。

マン・オブ・スティール ブルーレイ&DVD(初回限定生産)
ワーナー・ホーム・ビデオ (2013-12-18)
売り上げランキング: 647

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です