【監督】 フランシス・フォード・コッポラ
【出演】 マーロン・ブランド,アル・パチーノ,ジェームズ・カーン,ロバート・デュヴァル,ダイアン・キートン,ロバート・デ・ニーロ,アンディ・ガルシア
【公開】 1972~1990年 米
【受賞】 1972年 アカデミー賞 作品賞・主演男優賞・脚色賞など
【ジャンル】 マフィア
あらすじ
コルレオーネ家の屋敷では、彼の娘コニーの結婚式が盛大に行なわれていた。太陽の下で、多くの人がパーティを楽しみ、踊っていた。その一方で邸宅の片隅では昼にも関わらすブラインドが下ろされ、ボスのドン・ビトー・コルレオーネは、書斎で友人たちの訴えを聞いていた。友人は警察に訴えても埒が明かない事を、ドンに解決してほしいと頼みに来ていたのだ。宴には、ドンの反対を押し切って従軍していた三男のマイケルの姿もあった。彼は恋人を連れ久々の帰郷であった。恋人のケイはマイケルの家の事情を知らず、結婚式に来ていた有名歌手などに疑問を持ち、マイケルに尋ねる。彼の一族は五大ファミリーとして有名な組織であることを伝える。しかしマイケルは組織の人間になるつもりはない事も同時に伝えていた。ゴッドファーザーである父も、マイケルと同じ考えだった。しかし事態は思わぬ方向へと進んでいく。
マイケルの父であるドン・コルレオーネが襲撃され、重症をおってしまうのだった。急いで駆けつけたマイケルによって、2度目の襲撃からは難を逃れる事ができた。しかし犯人であるソロッツォを殺さなければドンの命はあやうい。その重要な失敗できない役目ををマイケルは買ってでる。マイケルはその大役をみごと成し遂げ、シシリーへと身を隠す。そして二年後、アメリカに戻ったマイケルはドンの後を継ぎ、組織のボスになる。ドン・マイケルの誕生である。
レビュー
衝撃的だったのはマフィアの手口。馬の首が寝室に置かれているというおぞましいシーンは衝撃的だった。その大胆な行動と、メッセージとしての卑劣さ、それでいてスマートな手口。ある種の憧れを持たせてくれるシーンだ。それでいて、殺しは真っ向から白昼であろうと堂々と行われる。レストランでのマイケルのシーンもそうだ。そうしたところがかっこ良さなんだと思う。中には残忍な手口もあるけど。組織が使用しているマシンガンはもう戦争の域の武器だ。しかも何百発も打ち込まれる。そうしたとことんやるという、ある種の男の美学みたいなものが、衝撃的だった。
マイケルが組織の人間になっていく行動がかっこいい。頼りなさげな青年がラストでは貫禄をもって存在している。アル・パチーノの演技もさることながら、その演出と脚本がにくい程かっこいい。
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