【監督】 ベルナルド・ベルトルッチ
【出演】 ジャン=ルイ・トランティニャン,ステファニア・サンドレッリ,ドミニク・サンダ
【公開】 1970年 伊・仏・西独 115分
【ジャンル】 人間ドラマ
ヨーロッバスタイルへの憧れは、きっと全部この映画のせいだ。
あらすじ
マルチェロは少年時代の忘れがたい記憶に苛まれていた。彼は元教師に言われるがまま、拳銃で彼を撃ち殺した。大人になったマルチェロは、殺人狂かもしれない自分から逃れるために、熱狂的なファシストになっていった。大学で哲学の講師をしているマルチェッロは、彼の学生時代の恩師でもあるパリ在住の教授暗殺の指令を受け、新妻ジュリアとの新婚旅行にかこつけてパリに赴き、教授に接近する。しかしその若き妻アンナに出会い魅了されてしまう。
レビュー
ベルナルド・ベルトルッチ監督の間違いなく最高傑作である。撮影、照明、役者、衣装、音楽、どれをとっても素晴らしい。特にこの作品では2人の女優が美しすぎるドミニク・サンダと ステファニア・サンドレッリだ。彼女らが一緒に踊るダンスはエロい。特に役柄的にもドミニク・サンダのセクシーさは、今日でもピカイチだろう。色気と子悪魔のような表情、それでいて貴族のような品格を備えている。まさに高嶺の花といった女優然とした美しさだ。
それとこの作品で注目すべきはファッション。めちゃくちゃかっこいい。やっぱり舞台がパリってのもあるだろうけど、やっぱり監督のセンスの良さだろうね。映画以外の芸術の道に進んでもこの監督なら成功しただろうねと思わせる、本当にすべてにおいてセンスの良さが際立った作品だ。
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