【監督】 ジョン・G・アヴィルドセン,シルヴェスター・スタローン
【出演】 シルヴェスター・スタローン,タリア・シャイア
【公開】 1976~ 米
【受賞】 第49回アカデミー賞 作品賞・監督賞・編集賞、第34回ゴールデングローブ賞 ドラマ作品賞受賞
【ジャンル】 アクション
あらすじ
フィラデルフィアのスラム街に暮らす「三流」ボクサーのロッキー・バルボア。本業はボクシングだが、その賞金だけでは生活していくことができず、高利貸しの取立人を請け負いながら日銭を稼ぐという、ヤクザな生活を送っていた。ボクシングにも大して力を入れていなかったために素質はあるものの、トレーナーのミッキーにも愛想をつかされていた。
そんな落ちぶれた生活の中でも生きがいがあった。近所のペットショップで働くエイドリアンに恋心を抱き、毎日のようにペットショップへ足を運んでいた。そして彼女の兄であるポーリーともうまが合い、良好な関係にあった。
そんなロッキーに人生最大のチャンスが訪れる。建国200年祭のイベントの一つである世界タイトルマッチで、チャンピオンであるアポロの対戦相手がケガをしたため、代役としてロッキーが指定されたのである。兄のポーリーや、トレーナーのミッキー、そしてエイドリアンの愛に支えられ、ロッキーはこれまでにないトレーニングを開始する。
ロッキーに自分が決して孤独ではなく、今の自分には人生の目的や愛、支えてくれる人たちがいる事を悟るのだった。そして厳しく過酷なトレーニングにも耐え抜いた。そしていよいよゴングの時がやってくる。賭率は50対1の圧倒的なチャンピオン優勢。だが、試合は観客を熱狂の渦えと巻き込む、死闘となった。
レビュー
ロッキーの物語はそのままシルベスター・スタローンの人生とも言える。彼はこの映画出演前、まったく映画業界では知られていなかった。それどころか彼は何十回もオーディションにすら受かる事がなく、ポルノ映画や用心棒をして生計を立てていた。とにかく映画を作りたい彼は、「ロッキー」の企画を自ら作り、映画会社に売り込んでいく。脚本は高く評価されるが、主演は有名俳優を使う事を条件に出されるも、自分が主演する事は譲らずに、脚本料を安くしてでも、自分の主演にこだわり、役を勝ち取った。
厳しい予算の中で制作された第一作目は、多くのエキストラを利用しており、また撮影も小規模であった事から、トレーニング中の撮影を本物のボクサーが練習していると勘違いもされた。しかしそのせいで思わぬ産物も生み出している。「予告編」の冒頭にもあるが、屋台のおやじがランニングをしているロッキーにリンゴを投げるシーンは、完全なハプニングだったとの事。みんなが応援している感がとても出てるし、スタローンも軽く手を挙げて応えているアドリブが、なんとも様になっていて、いいシーンだ。
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