【監督】 マイケル・マン
【出演】 ラッセル・クロウ,アル・パチーノ
【公開】 1999年 米 157分
【受賞】 アカデミー賞7部門ノミネート
【ジャンル】 サスペンス
あらすじ
CBSの人気報道番組「60ミニッツ」のプロデューサー、ローウェル・バーグマンの元に匿名で書類が届いた。それはタバコ産業の極秘資料で、不正を告発するものだった。彼はブラウン&ウィリアム(B&W)社の研究開発部をしていたジェフリー・ワイガンドに接触し、真相に迫る。彼はB&W社が利潤追求のため会社が行っていた不正を知っていたが、娘が病気であった事と、家族との生活を守るため、口を閉ざしていた。しかもジェフリーがマスコミとの接触を持った事を知った会社側は彼に対して、脅しを開始する。家族への危険が迫る中、信念と生活への不安の板挟みとなり、彼は苦悩するのだった。
そしてついに「60ミニッツ」のインタビューに応じて、法廷で証言する事を決意するのだったが。。。
レビュー
ある意味では究極の選択だ。正義をとるか、家族をとるか。自分ならどうするか。「家族もまともに養えない者が、社会全体に影響するような大事を行える者になれようか」と、思ってしまう。家族は最小の社会であり、最大限の責任があると思う。その家族への責任を果たせてこそ、より大きな社会に対して責任を果たすべきではないか。しかし、正義をどう考えるか。家族の理解がなければ正義を選択する事はできない。家族が理解し、犠牲を払う覚悟があれば可能だが。
例えば、「フィールド・オブ・ドリーム」の家族のように、夫がやりたい事を無茶だとしても応援するような家族であれば、可能かもしれないが。命の危険にさらされて、その正義の選択ができるだろうか。やはり難しい問題だ。
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