『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

【監督】 デヴィット・フィンチャー
【出演】 ブラッド・ピット,ケイト・ブランシェット,ティルダ・スウィントン
【公開】 2008年 米 165分
【受賞】 第81回アカデミー賞美術賞、視覚効果賞、メイクアップ賞
【ジャンル】 人間ドラマ

予告編

あらすじ

80歳の状態で生まれ、年を取るごとに若返る人生を与えられた男の一生を描く。
1918年のニューオーリンズ。第一次世界大戦が終わった日の夜、生まれたばかりの赤ん坊が、ある老人施設の前に置き去りにされていた。施設を経営する夫婦には子供がなく、自分達の子供として、この老人の姿の赤ん坊を育てていく事にする。成長するにつれ、体が元気になり歩けるようになるベンジャミン。ある日、施設に遊びに来ていたデイジーと出会う。2人はとても仲良くなるが、老人と少女という外見から、おおぴらに遊ぶ事はできなかった。やがて外を出歩けるようになったベンジャミンは世界を知るために旅に出る。そして戦争や恋を経験して、故郷へと帰ってくる。一方のデイジーはパリでバレエダンサーを目指すも、怪我で断念せざるを得なかった。時々再開を果たす2人ではあったが、すれ違いが続いた。

そんなある日、ひょっこりニューオーリンズにデイジーが帰ってくる。そこで初めてベンジャミンとデイジーは気持ちが重なりあい、その夜二人は結ばれる。そして新居での二人だけの甘い生活が始まる。やがてデイジーは妊娠し女の子も生まれ、幸せな暮らしを手にする。しかしベンジャミンには大きな悩みがあった。それは若返り続けていることだった。。

レビュー

設定が非常に面白い。そして人の外見とは、一体何を意味するのだろうと考えさせられる作品だ。2人が結ばれるのは、お互いの外見的年齢が一致した時だった。それからどんどん年恰好は逆に進んでいく事で、ベンジャミンは悩んでしまっている。
もちろん物語りは大袈裟な設定なので、おばあちゃんと赤ちゃんの夫婦では、確かに成り立たないかもしれない。しかしそんなに外見って重要なのだろうかという問題を突きつけられる。

昔、友人の女の子がこんな事を話していた「男も女も何歳になっても、オシャレに気を使う必要がある」と。なぜならオシャレをする事で、新鮮な気持ちでいられたり、相手の魅力を再認識できるからと。特に長く連れ添ったカップルや夫婦には、こうした新鮮な気持ちを維持する事ってすごく重要なんだと気付かされた。家庭の中は、どうしても淀んでしまいがちだからこそ、新鮮な雰囲気を持ち込む事は大切なんだよね、きっと。

 

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