【監督】 ポール・トーマス・アンダーソン
【出演】 トム・クルーズ,ジュリアン・ムーア,フィリップ・ベイカー・ホール,フィリップ・シーモア・ホフマン,ウィリアム・H・メイシー
【公開】 1999年 米 188分
【受賞】 ベルリン国際映画祭 金熊賞
【ジャンル】 人間ドラマ
あらすじ
LA郊外のマグノリア・ストリートに住む12人に起こる出来事が、それぞれ微妙に関わりあっていくお話。死期を迎えた大物プロデューサーとその彼と確執のある息子、プロデューサーの妻とその看護人、ガンを宣告されたTV人気司会者と彼に恨みを持つ娘、娘に恋する警官、過去の栄光にすがる元天才少年などなど。彼らの24時間を描いた群像劇。
懺悔、後悔、困惑、愛などなど、みんな何かしらに悩み、苦しみ、病んでいる。それが人生。でも人生、雨の日だけじゃない。天気の日だってあるし、時には***が降ってくる日だってあるさ。
レビュー
【ネタバレ】 この映画のみどころはラストシーンに凝縮している。それまで様々な悩みを抱えた人達が登場し、ドラマを展開しているわけだけど、たったひとつの出来事「カエルが空から降ってくる」が起こった瞬間、それまで抱えていた問題をふと忘れてしまっている。この空から降ってくるのがなぜ「カエル」であるのか、それにはちゃんと理由があるそうだが(旧約聖書の8章2節からの引用とされている)、そんな事よりも、地球は回っていて、みんな生きていて、カエルが空から降ってくるような摩訶不思議な事がおきても不思議でない世の中だし、でもみんな生きてる、「みんながつながったひとつの世界なんだよ」って事を教えてくれているように感じた。
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