『マトリックス・シリーズ』

【監督】 ラリー・ウォシャウスキー,アンディ・ウォシャウスキー
【出演】 キアヌ・リーブス,ローレンス・フィッシュバーン,キャリー=アン・モス,ヒューゴ・ウィーヴィング,ジョー・パントリアーノ,モニカ・ベルッチ
【公開】 1999~2003年 米
【受賞】 1999年アカデミー賞 視覚効果賞・編集賞・音響賞・音響編集賞
【ジャンル】 SF
予告編 1

予告編 2

予告編 3

あらすじ

トーマス・アンダーソンは、大手ソフトウェア会社プログラマーの仕事をしていた。一方でアンダーソンは、ネロという別名を使い、コンピュータ犯罪の分野でも活躍するハッカーだった。そんな2つの顔を持つ彼に不思議な事が起こる。突然パソコンのディスプレイに文字が現わる、「起きろ、ネオ」「マトリックスが見ている」「白ウサギについて行け」。それに導かれるように、アンダーソンはナイトクラブへと向かう。そこで出会った謎の女トリニティ。彼女はこの世界はコンピュータで作られた仮想現実の世界でしかないと言う。彼女につれてこられた場所には、モーリスとう男が待っていた。日常生活の中で違和感を感じていたアンダーソンは現実の世界で目覚める事を決心する。実はモーリスはアンダーソンこと、ネロこそが現実社会の救世主になると信じていた人物だった。現実世界は想像以上に崩壊していた。人間社会は崩壊し、そのかわりにコンピュータが支配する世界となっていた。わずかに生き残った人類は、地下にひっそりと生き延びているだけだったのだ。

ネロはモーリスから仮想空間での武術や戦闘技術を学び、コンピュータの手先であるエージェント・スミスに挑んでいく。圧倒的な戦闘能力を持つスミスの前に、一度は敗れるものの、預言者の、「トリニティが愛するものこそが救世主になる」という言葉どおり、トリニティがネロを抱きしめると、心臓の鼓動が蘇ってくる。そしてネロは信じられない力を持って蘇った。

レビュー

素晴らしい世界観にうなった。冒頭から描かれている世界が実は仮想世界であって、目を覚ました崩壊した世界こそがリアルな世界という、冒頭部分の描き方が素晴らしい。そして現実と仮想世界を行ったり来たりしながら、コンピュータと戦い、やがてコンピュータの中枢へと迫っていく。その世界感こそがマトリックスの素晴らしさのすべてだ。マトリックス・アクションとも言われるワイヤー・アクションが注目されたが、正直言ってどうでもいい感じだった。あんまりかっこよくないし。そんなアクションよりもこの作品の世界観を作り上げた事にこそ、素晴らしさがあると感じている。

好きなシーンは、ネロが覚醒した時(生き返った時)、仮想世界全体が数字の羅列に見える場面。完全にプログラムの世界を掌握した瞬間を示した、見事な演出だと思う。

 

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