『ザ・エージェント』

2013/10/24

【監督】　キャメロン・クロウ
【出演】　トム・クルーズ,キューバ・グッディング・Jr,レニー・ゼルウィガー
【公開】　1996年　米　139分
【ジャンル】　人間ドラマ

あらすじ

スポーツ・エージェントの会社に勤めるジェリーは有能なエージェントで、会社のエース的存在。その優秀さと贅沢な暮らしで、誰もがうらやむ存在だった。しかし彼は、選手の家族やファンの気持ちを犠牲にしてきた自分と会社のやり方が本当に正しいのかと考え、一晩かけて１つの提案書を会社に提出する。みなその提案書を褒め称えてくれたが、会社のライバルとの対決に破れ、会社を去る事となってしまう。独立する気の彼だったが、それに付いて行こうとする者は現われない。しかし一人の事務員が名乗りをあげる。会計係りのドロシーだ。彼女を伴って彼は新しい会社を立ち上げた。

しかし前途多難なことばかりで、新会社はなかなかうまくいかない。しかも恋人からも愛想を尽かされる始末。そんな彼をなぐさめたのが、ドロシーだった。そしてもう一人、以前からクライアントを勤めていたアメフト選手ロッドだった。彼はジェリーに気付きを与える。それはジェリーが理想とした、以前会社に出した提案書のような内容であった。

レビュー

トム・クルーズってやっぱいい役者なんだなと、思った。感情をストレートに表す役柄というのもあるけど、光るシーンがたくさんあった。とくに解雇されるシーンでの気まずい表現をする場面とか、うまいなあと思う。

でもこの映画で一番光ってたのはなんといっても、レニー・ゼルウィガーだ。「スピード」のサンドラ・ブロックが一躍スターになったように、この映画でレニー・ゼルウィガーは、主役のトム・クルーズ以上に輝いていた。なんといっても彼女の照れ笑いがなんともかわいらしい。けっして美人ではないけど、ほほを赤くして笑う表情や、その厚ぼったい唇も、かわいく見えてしまう、キュートな表情が魅力的。