【監督】 ペニー・マーシャル
【出演】 ロバート・デ・ニーロ,ロビン・ウィリアムズ
【公開】 1990年 米 121分
【受賞】 第63回アカデミー賞3部門ノミネート
【ジャンル】 人間ドラマ
あらすじ
1969年、人付き合いが苦手なマルコム・セイヤー医師が、ブロンクスの慢性神経病患者専門の病院に赴任して来る。極端に無口で風変わりなセイヤーは研究が専門であったため、臨床の経験はなく、そのため患者ともどう接すればいいのかわからなかった。しかし患者には誠実に接していた。彼は患者たちに反射神経が残っていることに気付き、ボールや音楽などを使った訓練を行い、患者が生気を取り戻す事に成功する。さらに彼はまだ正式に承認されていない薬の使用を求める。これを最も症状の重いレナードに周囲の許可を得て試すことになる。なかなか成果はあがらなかったが、ある日、レナードは自力でベッドから起き上がり、セイヤーと言葉を交わす事ができた。これは入院以来30年ぶりで、奇跡とも言える出来事だった。
さらに回復をみせるレナードは、セイヤーと街にも出る。30年の時を超えてみる街はレナードにとって全てが新鮮であった。この成功を踏まえ、他の患者にも新薬が使われ、皆同じように回復を見せた。しかしそれはある日を境に激変してしまうのだった。
レビュー
実話を元にしているこの物語は、本当に一瞬ではあるが奇跡のような出来事が起きている。それはしかし一時的な覚醒であって、耐性によって効果が薄れてしまったとの事だった。でも、きっとそれは家族にとって、本人にとっては夢のような時間だったことだろう。例えば目の見えない人が見えるようになるとか、歩けなかった人が走れたりとか。
五体満足に生きているのであれば、本当に感謝しなければいけないなと思わされる。健康に生んでもらった親に感謝すると同時に、無駄な人生にしてはいけないなと思えてくる。何かに悩んでいる時は、この映画を観て、自分を振り返るべきだな。きっと悩み事なんて小さな問題に思えてくるはず。辛くても次の日の朝を迎えられているなら、幸せと思え!だ。
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