【監督】 リュック・ベッソン
【出演】 ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン
【公開】 1994年 仏・米 110分
【ジャンル】 アクション
story
プロの殺し屋として、ひっそりと生きるレオン。彼には仕事として人を殺す以外に、これといった生きがいもなく、感情もない。そこに家族を殺されて行き場を失ったマチルダが転がりこむ。マチルダはレオンとは正反対の性格で、とにかく感情むき出しに生きている。そんな彼女に感化されてくレオン。これまでに味わった事のない愛のある生活。それは同時に殺し屋としては致命的なミスへとつながっていく。
review
リュック・ベッソンの初期の作品郡の中では、まともにストーリーを重視した作品。1つの事件を基点とし展開するストーリーなので、単純ではあるが、登場人物一人一人のキャラクター設定が際立っている(皆アウトロー)のと、3人のメインキャラクターの個性がものすごい強烈で、演技だけに注目して観ても楽しめる程。
特にマチルダを演じるナタリー・ポートマンの演技が素晴らしい。この歳で色気も備え、感情豊かな表現をしている。もうすでにこの時、大女優になる風格がある。特に驚いた演技がある。ラストの戦闘シーンの前にマチルダが特殊部隊に捕まり、口を押さえられながら質問に対して、首のうなずきだけで返答する演技がある。間合いと、うなずきの大きさ、これらが絶妙。これは監督に言われてできる事じゃない。もって生まれた才能に近い、感覚だ。
ゲーリーオールドマンがとにかくかっこいい。イカれた刑事役がはまってて注目されていたけど、それよりも全体的に外見のかっこ良さが際立っていたと思う。薄いクリーム色のスーツにノーネクタイのラフな着こなし、無精ひげにショートヘア。まさに理想のおやじ像。
売り上げランキング: 533

![レオン 完全版 [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51aAl0t8hDL._SL160_.jpg)

