『ユージュアル・サスペクツ』

【監督】 ブライアン・シンガー
【出演】 ガブリエル・バーン,ケヴィン・スペイシー
【公開】 1995年 米 106分
【受賞】 アカデミー賞 脚本賞・助演男優賞
【ジャンル】 サスペンス

予告編

あらすじ

ある夜、カリフォルニアのある港で船が大爆発を起こす。すぐにこれはコカイン取引現場からブツを奪おうとした一味と組織の争いが原因の事件である事が発覚する。生き残ったのは二人。一人は重傷、もう一人は無傷で生き残ったヴァーバル・キントだった。捜査にあたった捜査官のクイヤンはヴァーバルを尋問する。そして彼は事件について、そして謎の大物ギャング「カイザーソゼ」について語りだすのだった。

話は6週間前に始まる。5人の容疑者が取調べを受けていた。銃を大量に積んだトラックの強奪に関わる容疑だった。その5人とは、元汚職警官で数年前に自分の死を偽装したキートン、侵入のプロであるマクナマス、爆破のプロであるトッド、クレイジーなフェンスター、そして足の不自由なヴァーバルだった。

5人は釈放されるのだが、これを機に結束し、別の強奪事件を起こし、みごと成功させる。一度きりの仕事のはずであったが、新たな仕事の依頼があり、これを受ける事にするが、話は思わぬ方向へと進んでいく。その仕事は謎の大物ギャングであるカイザーソゼが関わっていた。彼ら5人の前に現われたのはソゼの片腕であるコバヤシ。彼の話では、5人はそれぞれにソゼから何かしらを強奪した過去を持っているという。その代わりに新たな仕事を強要してきた。逃げだしたフェンスターは全身に銃弾を打ち込まれ殺されてしまい、残った4人は従わざるとえなくなる。

そして例の爆破事件へとつながっていく。ソゼとは一体誰なのか?

レビュー

みごとに騙された。みごとな脚本の勝利だと思う。ストーリーは「羅生門」のように事件を振り返る形で進行する。ホワイトボードに描かれるストーリーボードと、ヴァーバルが語る関係者の出会いから事件に至るまでのいきさつと、説明くさくならずに人物紹介から、事件の詳細が明らかにされていく手法は、本当みごとだし、物語にのめり込まされた。観客も彼ら5人の立場で物語を追っているので、観客も翻弄されるわけだ。うまい!

 

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