『素晴らしき哉、人生!』

【監督】 フランク・キャプラ
【出演】 ジェームズ・ステュアート,ドナ・リード,ライオネル・バリモア
【公開】 1946年 米 130分
【受賞】 1946年アカデミー賞 5部門ノミネート
【ジャンル】 人間ドラマ

生きてるって素晴しいねって単純に感謝する気持ちしかない。

予告編

あらすじ

ジョージ・ベイリーは子供の頃から、生まれ故郷の小さな町を出たいと思っていたが、彼の父が急死した事で、父の会社を継がなければならなくなった。弟が大学を卒業するまでと思って引き受けるが、弟は大学を出ると結婚した娘の会社継ぐ事になってしまう。ジョージは幼馴染みのメリーと結婚した。そして新婚旅行に出発しようとした時、今度は経済恐慌に襲われ、ジョージの会社も取付さわぎが起こり、新婚旅行どころではなくなってしまう。それでも4人の子供に恵まれ幸せな家庭を築いていった。
しかし会社が窮地に立たされる事態に直面し、ジョージは絶望のあまり、橋の上から身投げしようとする。その時、一瞬早く奇妙な老人が彼のそばから身投げする。あわてたジョージは夢中で老人を助ける。助かった老人はクラレンスといい、自分は2級天使で翼をもらうためジョージを救ったのだと語った。彼は「自分は生まれてこなければ良かった」というジョージに、彼の生まれてこなかった世界を見せてやるという。そして彼がいかに素晴らしい人生を歩んできたかを理解させるのだった。

レビュー

この映画はアメリカではクリスマスシーズンに、必ず放送されていたくらい定番の映画だ。心が洗われる。どんなに小さな命でも、何かしら周囲に影響を与えているものだ。しかしそれは、小さな影響だと思っていたら大きな間違いで、とても大きな影響を周囲に与えていることを教えてくれる。人が生きていくという事はなんて素晴らしい事なのか、人とかかわり社会の中で辛い事があっても、懸命に生きていればきっといい事もある。誰かがそれを見ていてくれる。だから諦めてはいけません、というメッセージ。

苦しくなった時や、辛い時、そんなマイナスな気持ちになった時に、これを見直すと、意外に小さな事で悩んでる自分が恥ずかしくなる。もっとできると思うし、小さな事でくよくよすんなよって気持ちになる。

映画の中には人間の愚かさを伝えるものもあれば、この映画のように人間の素晴らしさを教えてくれるものもある。この作品を観てるといつも頭に浮かぶのは、水野晴郎さんの「映画って本当にいいもんですね」という言葉だ。金曜ロードショーで毎週聞いてた単純な言葉だけど、今にして思うと、映画から学んだ事って本当に多いし、大きな影響を僕に与えていると気づかされる。たまに見直すと本当大事な事に、気づかせてくれる。

 

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