【監督】 リドリー・スコット
【出演】 ハリソン・フォード,ルトガー・ハウアー,ショーン・ヤング
【公開】 1982年 米 117分
【ジャンル】 SF
【受賞】
1983年度ヒューゴー賞 – 最優秀映像作品賞受賞
1983年度英国アカデミー賞 撮影賞・衣装デザイン賞・美術賞受賞、編集賞・メイク賞・作曲賞・音響賞・特殊視覚効果賞ノミネート
1983年度ロンドン映画批評家協会賞 特別業績賞受賞
1983年度ロサンゼルス映画批評家協会賞 最優秀撮影賞受賞
1983年度アカデミー賞 視覚効果賞・美術賞ノミネート
1982年度イギリス・撮影者協会賞ノミネート
1983年度ファンタスポルト映画祭 ファンタジー作品賞ノミネート
1983年度ゴールデングローブ賞 作曲賞ノミネート
SF映画の原点。未来を描いた作品はすべてこの映画のすべてパクリでしかない。
あらすじ
2019年、地球環境の悪化によって、人類は宇宙に移住せざるをえなかった。地球に残った人々は、高層ビル群が立ち並ぶ都市部での生活を送っていた。そして遺伝子工学により開発された「レプリカント」と呼ばれる人造人間が、奴隷として過酷な作業にあたっていた。レプリカントは、外見上は本物の人間と全く見分けがつかないが、感情を持っていなかった。しかし経験を積んだレプリカントは次第に感情を持つようになり、人間社会に紛れ込んで、反乱を起こすようになっていた。そこでそれらを処刑するための専任捜査官が結成される。それが「ブレードランナー」だ。
そんな中で、人間そっくりなレプリカントを処刑するという事に疑問を持ちブレードランナーをリタイアしていたデッカードが、その腕を買われて現場に復帰してくる。彼はレプリカントを追ううちに、その隠された秘密を知ることになる。
レビュー
「2001年宇宙の旅」と並んで、SFの最高傑作。一体この時代にどうやってこれだけの創造性あふれる表現を具現化したのか、今でも驚かされる傑作。なのにそこまで一般的な作品ではないのはなぜなのだろう。映画好きな人なら皆知っている作品だけど、一般的に「エイリアン」「スターウォーズ」は観たことあるけど、「ブレードランナー」は観たことないって人が結構いる。内容がシリアスだからかな。
もうすべてのSF映画はこの作品のパクリでしかないと思えるくらい、現在に至るまでの映画に影響を与えている。乗り物しかり、メカしかり、街の作りしかり、俯瞰した街や、光の使い方などの演出面も含めて、もう未来社会を描くとしたら、すべてこの作品からの引用だ。
ちなみにSF映画の金字塔として評価され、1993年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されている。
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