【監督】 ロバート・ゼメキス
【出演】 ジョディ・フォスター,マシュー・マコノヒー
【公開】 1997年 米 153分
【ジャンル】 SF
あらすじ
SETIプロジェクトの研究者エリー・アロウェイはアレシボ天文台で探査と研究をしていた。しかし先の見えないSETIプロジェクトに対し、天文学の権威ドラムリンによってエリーのチームは研究費の打ち切りと、アレシボの利用権を剥奪されてしまう。
しかし諦められないエリーは自ら各企業を周り、研究費を出してくれる企業を探す。そしてついにハデンというスポンサーを得ることに成功し、ニューメキシコの超大型望遠鏡を使い研究を続ける。
ある日、エリーはヴェガから断続的に発信し続けられる電波信号をキャッチする。それは素数による数字の羅列である事がわかった。そこへドラムリンや政府が介入。そして画像に映し出されたのはナチスドイツのヒットラーによる演説だった。さらに世界中の国々が協力して解読を進めるうちに、驚くべき事実が判明する。このメッセージには、乗員を宇宙へ運ぶことのできる宇宙間移動装置の設計図が含まれていた。タイムマシンなのか、空間をテレポートするものなのか、定かではないが、政府を巻き込み建設が始まる事になる。
そして乗組員を決めるために様々な専門家が召集され選考が行われる事となった。その面談による最後の質問は、宗教担当顧問のパーマーからだった。パーマーはエリーに「神の存在を信じているか」と問い、科学者である立場から彼女はこれを否定する。これによって彼女は乗組員となる事ができなかった。しかし事態は思わぬ展開を見せる。
レビュー
なぜか、元気がない時とかに見たいと思う事が多い映画だ。きっと見えない希望に向かって研究を続けるエリーが、励みになるのかもしれない。自分の信じる事に夢中になって突き進む主人公のエリー。得られるモノは大きいかもしれないが、その分犠牲も多いはずだ。この物語は大きく二部構成になっている。前半は主人公の背景なども含め、目的に突き進む姿を描いており、後半が倫理観の問題をテーマにしている。
少女時代、父が倒れ薬を二階に取りに行くが間に合わず、父は亡くなってしまう。それとシンクロするように、ヴェガからの信号を初めてキャッチした時に、施設の二階に駆け上がる姿は、少女時代に薬を取りに行く姿、そのものだ。二度の失敗はない。絶対にキャッチするんだという思いが伝わってくる。
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