【監督】 ザック・スナイダー
【出演】 ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディ
【公開】 2007年 米 117分
【ジャンル】 アクション
あらすじ
紀元前480年。スパルタ王レオニダスの元にペルシャ帝国からの遣いがやってきた。国を滅ぼされたくなければペルシャ大王クセルクセスに服従をしろという使者。レオニダスはその場で使者を殺し、スパルタは100万の大軍を敵に回すことになった。開戦の許しを乞うためにレオニダスは司祭の元を訪れたが、託宣者は神のお告げであるとして出兵を禁じた。
評議会の反対を押し切って戦う決心をしたレオニダスの前にスパルタの精鋭300名の兵士たちが集まる。こうしてペルシア王クセルクセス率いる100万のペルシア軍にスパルタの精鋭300名が戦いを挑む事になるのだった。
レオニダスには戦略があった。海岸線の狭い山道に敵を誘い込めば大軍の利点を封じられるというものだった。果たして次々にペルシャ軍を倒していくスパルタ兵たち。ペルシャ軍もモンスターや魔法使いを送り込んでくるが、精鋭たちを前にことごと撃破される。しかしそこに密告者が現われ、裏道を教えるのだった。一方、評議会にも王妃を騙し、援軍を断とうとする者が現われる。
こうして援護も無いまま、罠に陥るスパルタ軍。しかし死を覚悟した彼らは諦めない。そして、あと一歩のところまで追い詰めるが、圧倒的な戦力の前にスパルタ軍は全滅する。しかしその精神は、確実に残された者たちへと受け継がれ、やがて歴史は動かされるのであった。
レビュー
圧倒的な迫力で描く戦闘シーンが見もの。迫力が半端ない。でもそれと同じくらい、まるでテレビゲームのようにも見えてしまう。映画はただ単にリアルに表現すればいいのではない事を教えてくれる。CGがこれほど進歩してしまうと、もう描き出せないものはない。ただ、リアルになればなるほど、それに現実味を持って見る事が出来なくなってしまうのではないかと、ちょっと映画の行く末を危惧した作品でもある。
もちろんこの作品にも物語があり、戦う理由もわかる。でもいざ戦闘シーンになると、そうした物語を超越してしまって、ただ暴力的に描かれているただの戦闘シーンになり兼ねないと思えてしまう。
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