『麦秋』

2013/10/17

【監督】　小津安二郎
【出演】　菅井一郎,東山千栄子,笠智衆,三宅邦子,原節子
【公開】　1951年　日　124分
【受賞】　ブルーリボン賞監督賞
【ジャンル】　人間ドラマ

あらすじ

北鎌倉に暮らす間宮家は、初老にさしかかった植物学者の周吉、妻・志げ、長男で都内の病院に勤める医師の康一、康一の妻・史子と幼い息子たち2人、それに長女で会社員の紀子という大家族であった。
紀子は仲の良い４人組で集まると、いつも既婚組と未婚組に分かれて対立していた。紀子は未婚組みであった。婚期を逃しつつある紀子に周囲も気を使って様々な縁談話を持ってきた。そんな中から選んだのは、妻と死別し、子供を抱えた男性だった。もっといい話があるのにと、周囲は驚きを隠せなかった。

レビュー

紀子のセリフ、「40歳にもなって一人でぶらぶらしている男性なんて信用できない。子供がいるくらいの方が信頼できる」。ドッキリなセリフだ。たしかに昔は歳いって結婚しない男性は不潔だと見られていた。「結婚していない＝彼女がいない」という事で。確かにこれは言いえていると思ったので、ドッキリした。他人一人くらいの人生も背負わずに、一人だけで生きているなんて、おろらく責任感に欠けていると見られるだろう。。（今、一人で生きるのが精一杯だったりしてる自分が恥ずかしい。。。）