【監督】 ミロス・フォアマン
【出演】 F・マーリー・エイブラハム,トム・ハルス,エリザベス・ベリッジ,ジェフリー・ジョーンズ
【公開】 1984年 米 160分
【受賞】 第57回アカデミー賞 監督賞・作品賞・主演男優賞・脚色賞・美術賞・衣装デザイン賞・メイクアップ賞・録音賞
【ジャンル】 人間ドラマ
あらすじ
1823年11月のある夜、ウィーンの街で自殺を図った一人の老人が精神病院に運ばれてくる。彼はうわごとのように「許してくれモーツァルト!おまえを殺したのは私だ」と言い続けていた。数週間後、元気を取り戻した老人のもとに神父フォーグラーが訪ねてくる。その時、老人は意外な告白を始めるのだった。
老人の名はアントニオ・サリエリ。かつてはオーストリア皇帝ヨゼフ二世に仕えた作曲家であり、ヨーロッパの楽壇の頂点に立っていた男であった。しかし彼の前に、神童としてその名をヨーロッパ中に轟かせていたウォルフガング・アマデウス・モーツァルトが現われ、その運命が狂い出した。その比類なき才能を世間から賞賛されるモーツァルト。一方で品行が悪く女ったらしで、人間性に欠けた一面を持っていた。
サリエリが思いよせるオベラ歌手に手を出したことから、彼の凄まじい憎悪が顔をのぞかせた。天才への嫉妬と復讐心に燃えるサリエリは、若きメイドをスパイとしてモーツァルトの家にさし向け、彼を陥れるために行動していく。
レビュー
人間の醜い部分を浮き彫りにした作品。人は様々な感情を持ち合わせているが、他人を妬み、嫉妬し、憎むという感情も持っている。こればかりは仕方ない事だ。誰にでもある。しかしそれが何かをきっかけに表面化してしまうと恐ろしい行動に出てしまう。そうした普遍的な事をテーマにした作品。うまいなあと思うのはそうした人間の持つ二面性を、豪華絢爛な貴族達の生活と対比して描いているところだ。どんなにキレイに見えるものにも必ず裏があり、毒があるという事をうまく表現している。
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