『サイン』

2013/07/08

【監督】　M・ナイト・シャマラン
【出演】　メル・ギブソン,ホアキン・フェニックス
【公開】　2002年　米　106分
【ジャンル】　ホラー

あらすじ

ペンシルバニア州バックス郡。グラハム・ヘスは妻を交通事故で失った事で、神の存在を疑い、牧師をやめて農場を営んでいた。ある朝、ヘス家のとうもろこし畑に巨大なミステリーサークルができていた。最初はいたずらかと思ったが、飼い犬が突然凶暴化したり、世界中に同じ事が起きているのを知り、町の人々は次々とミステリーサークルから遠い地域に避難していった。グラハムたちは思い出のつまった家から逃げるのを拒んでいたが、やがて宇宙人がヘス家に侵入してくる。彼はなぜか妻の最後の言葉を思い出し、窮地を逃れる事に成功する。その幸運はまた、彼に再び神の存在を信じさせる出来事だったのだが。

レビュー

シャラマン監督は一貫して目に見えぬ力について、作品作りをしている。僕らの生活も、結構目に見えぬものを信じている。夫婦の愛、仕事相手への信頼、友達との友情、子供への責任、両親への義務だったりと、目に見えないものに支配されている。こうした目に見えぬものによって、人と人はつながっている。あうんの呼吸とは、実にうまい事を言い当てている。

なんでもないモノが、実はとても意義のある存在として、そこにあることを教えてくれる。一見意味のないようなモノでも、その存在意義があったりする事を。とても小さなテーマなんだけど、それを知っているといないでは、大きな差が生まれると思う。
３０歳半ばで英語の勉強を始めて、なんの意味があるのだろうかと、ふと考えることがあったりする。でもきっといつか有効なものとして、意義のある事になると思っている（と、信じたい）。外国の女の子をナンパできるようになるだけじゃなくて。