『戦場のメリークリスマス』

【監督】 大島渚
【出演】 デヴィッド・ボウイ,坂本龍一,ビートたけし,トム・コンティ,内田裕也,内藤剛志,三上博史
【公開】 1983年 日・英・濠・ニュージーランド
【受賞】 英国アカデミー賞作曲賞
【ジャンル】 戦争

予告編

あらすじ

1942年、ジャワ。山岳地帯の谷間に日本軍の浮虜収容所があった。捕虜の英国陸軍中佐ジョン・ロレンスと日本の軍曹ハラ。そして日本軍の背後に空挺降下し、輸送隊を襲撃した末に俘虜となった陸軍少佐ジャック・セリアズと陸軍大尉ヨノイ。それぞれの立場や文化的な違いはあれど、お互いを認めていく物語。

時は流れ、1946年、戦犯を拘置している刑務所にロレンスがやってくる。処刑を翌日に控えたハラに面会にきたのだ。ロレンスは、ヨノイから日本の神社に捧げてくれとセリアズの遺髪を託されたことを告げる。クリスマスの日の思い出を語り合う2人。やがてロレンスは出口へ向かうと、ハラが「ローレンス」と怒鳴る。そして、振り向いたロレンスにハラは笑顔を向ける。

レビュー

愛があれば、物事どうにかなる、ってものではないという事を教えてくれる。友情や思い出ではどうにもならない事が世の中にはある。時代が時代なら、社会の流れに翻弄されてしまう事も多いだろう。いやむしろ意思とは裏腹に、どうしようもなく身を任せるしかない事の方が多いかもしれない。人間は動物から進化して知恵を手に入れた。モラルを持ち合わせ、思考する事ができるようになった。しかし人間は自由なのだろうか。できるようになった事は非常に多くなったかもしれない。しかしそれと同時に、多くの事に縛られ制限され、決して自由になったとは言えないような気がする。

 

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