【監督】 デヴィット・フィンチャー
【出演】 ジェシー・アイゼンバーグ,アンドリュー・ガーフィールドジャスティン・ティンバーレイク,ブレンダ・ソング
【公開】 2009年 米 121分
【受賞】 アカデミー賞 編集賞・作曲賞・脚色賞
【ジャンル】 青春
あらすじ
フェイスブックが会員数5億人を達成した時期に描かれた創業当時の物語。半分ホントで半分は、ノンドキュメント。ハーバード大学の学生だったマークは、違法なハッキングで手に入れた女学生の写真を使って、ランキングサイトを作り出し、学校側から処分される。それと同時期に、ウィンクル兄弟から、学生名簿をネット上で管理する出会い系サイトのようなサービスの制作を依頼される。一度は引き受けたものの、処分された経験からもっといいアイデアを思い付き、自分オリジナルのサイトを作ってしまう。ウィンクル兄弟からは、アイデアを盗んだと言われ訴えを起こされる。一方、急成長するフェイスブックの共同創業者で、ハーバードの学友でもあったエドゥアルドとは、運営方針をめぐり対立し、会社から追放してしまう。それに怒ったエドゥアルドからも訴えを起こされる。そしてパートナーとして選んだショーン・パーカーも薬物トラブルを起こし会社を去っていく。5億人(現在は11億人以上)の会員を抱えるまでに成長したフェイスブックだったが、その創業者は孤独そのものであった。
レビュー
ウィンクル兄弟は、フェイスブックにアイデアを盗まれた事で腹を立てて、学長に相談したり、親の会社の弁護士に相談してたりして手を打つ。しかし、彼らは同時にボート部の有力選手でもあるので基本的にはボート部の練習に明け暮れる。そうこうしているうちにフェイスブックは巨大化し、なす術がなくなる。
一方、設立当初CFOの地位にいたエドゥアルドも学校の伝統的なサークルに加入する事に熱中してたり、インターンシップに参加したりと、フェイスブックの可能性を知りつつも、自分の世界からは逃れられずにいる。ただザッカーバーグだけがフェイスブックに集中して注力している様子が描かれている。
これは真実かどうかはわからない。でも大切な事を我々に教えてくれていると思う。それは何事にも片手間ではうまくいかないし、そんなうまい話はないよっという事である。上の事例のように、人はどうしても自分の世界から抜け出す事を恐れる。どんなに可能性が高い事でも、それに対して自分の世界観が優先し、なかなかこの殻から抜け出せないのである。どちらが正しいかの話ではない。ただ、殻から抜け出さない人には可能性はゼロで、その殻を抜け出す人に、可能性はもたらされるというだけの話。
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