『アバター』

【監督】 ジェームズ・キャメロン
【出演】 サム・ワーシントン,シガニー・ウィーバーゾーイ・サルダナ,スティーヴン・ラング,ミシェル・ロドリゲス,ジョヴァンニ・リビシ
【公開】 2009年 米 162年
【受賞】 第82回アカデミー賞 撮影賞、美術賞、視覚効果賞
【ジャンル】 SF

予告

あらすじ

西暦2154年。人類は衛星パンドラで地球のエネルギー問題の解決の鍵となる希少鉱物の採掘を開始していた。パンドラは熱帯雨林のような密林に深く覆われた美しい未開の星で、ジャングルには獰猛な野生動物たちと、ナヴィという人間型の種族が暮らしていた。ナヴィの人々は文明の進んだ技術を持たずに、自然と共生するようにして暮らしていた。しかし人間との間で小競り合いが頻発していた。そこで先住民であるナヴィと意思を疎通し交渉するために人間とナヴィの遺伝子を組み合わせて作りあげた肉体「アバター」が用いられていた。

このアバターの操縦者を務めることになった新米のジェイクが赴任してくる事によって、物語は大きく進展していく事になる。ある日、アバターとしてフィールドワークに参加していたジェイクは仲間とはぐれ遭難し、ナヴィの女性ネイティリに助けられた。始めはジェイクに警戒心を示すが、やがて理解するようになり、相思相愛の仲になっていく。ネイティリの父である部族の長老はジェイクの元戦士という経歴に興味を示し、シャーマンである長老の妻は、ジェイクの教育と訓練をネイティリに命じた。
調査の一環として好都合な状況で仕事をするジェイクだったが、やがてナヴィと共に暮らし、パンドラの自然の神秘を知り、ナヴィに受け入れられてゆくにつれ、自然と共生する生活を送るナヴィの人々に共感を抱くようになっていく。そしてジェイクはパンドラにおける人間の振る舞いについて疑問を持つようになっていき、人間達との間に考え方の相違が生まれてしまう事になる。それはやがて大問題に発展し、ナヴィ存続の危機を招いていく。

レビュー

3Dでしかも、これだけの世界観をこれだけのCG技術で作れてしまう時代に突入したんだと、技術的な面ですごく感動した。滑らかな人や動物の動きとか、作り物というよりもリアルなものだった。でもちょっと思ったのが、ファイナルファンタジーなどのゲーム制作人であれば、このレベルは作れてしまうのではないかと。この映画のほとんどメインのシーンはCGによるものだ。だとしたら日本のゲームクリエイターにもできるレベルなんじゃないかなと。作品の最終形態は違えど、表現手法は同じだと思うので。何年か前にファイナル・ファンタジーチームがCG映画作って、大コケしてエニックスとくっつく羽目になった過去はあるにせよ、技術的には可能なはずだ。あとはどう映画という媒体に合わせた制作体制を整えるかという話。監督はもちろん映画監督がやらなければならない。その辺で映画業界、ゲーム業界、はたまたIT業界とか、垣根を越えた混成チームを組んで制作できたら、きっと良い物が日本でもできそうな気がするんだよね。あとはどこの誰が指揮を執るかって問題だけ。

 

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