『火垂るの墓』

【監督】 高畑勲
【出演】 辰巳努,白石綾乃
【公開】 1988年 日 88分
【受賞】 シカゴ国際児童映画祭・最優秀アニメーション映画賞、第1回モスクワ児童青少年国際映画祭・グランプリ
【ジャンル】 アニメ

予告編

あらすじ

1945年9月21日、清太は死んだ。清太の所持品は錆びたドロップ缶。その中には節子の小さな骨片が入っていた。

太平洋戦争末期、4歳の節子とその兄である清太は神戸大空襲で母も家も失い、父の従兄弟の未亡人である兵庫県西宮市の親戚の家に身を寄せる。しかしやがて戦争が進み諍いが絶えない家になっていく。そして2人は家を出ていく。近くの防空壕の中で暮らし始め、配給は途切れがちになり、情報や近所付き合いもないために思うように食料が得られず、節子は徐々に栄養失調で弱っていく。
清太は、畑から野菜を盗んだり、無人の家から物を盗んだりして、なんとか生きていく。そして迎えた終戦。しかし節子の状態はさらに悪化し、終戦の7日後に短い生涯を閉じる。そして清太もまた栄養失調に冒されていた。

レビュー

子供の時に何度か観てるけど、 もう観たくない映画の1本。 あまりにも痛くて、心が痛い。 でもまだこうした食うに困っている人や まともに生活できない人達は地球上にたくさんいる事を忘れてはいけない。

過去に日本はアジアにおいて、第二次世界大戦中とんでもない事をしてきた。僕自身、アメリカに来てから中国人や韓国人、その他アジア諸国出身の友達ができたけど、彼ら若い世代は日本に対してわだかまりをもっている事はほぼない。 でも、日本のしてきた事自体は消す事のできない事実で、歴史認識はしっかりもっていなければならないと強く感じる。 原爆の投下によって被爆国として被害者意識を持つのも、間違いではないけれど、 それ以前の行為を忘れてはいけないと思う。

そういう戦争経験のある日本だからこそ、こうした映画は忘れ去られてはいけないんだと思う。 子供たちに伝えていかなければならない1本だと思う。

 

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