『スピード』

2013/07/06

【監督】　ヤン・デ・ボン
【出演】　キアヌ・リーブス,デニス・ホッパー,サンドラ・ブロック
【公開】　1994年　米　111分
【受賞】　第67回アカデミー賞録音賞・音響編集賞、第44回ベルリン国際映画祭銀熊賞（男優賞）
【ジャンル】　アクション

予告編

あらすじ

ロサンゼルスの高層ビルのエレベーターが爆発され、乗客達が閉じ込められる事件が発生。ロサンゼルス市警察SWAT隊員であるジャック・トラヴェンはマクマホン分隊長や同僚のハリー達と共に現場に急行する。爆弾を無事排除し乗客達も救出することに成功した彼ら。しかしジャックは犯人がこのビルに潜んでいる事に勘付き、犯人を追い詰めるも、あと一歩のところで取り逃がしてしまう。

数日後、ジャックがいつものようにカフェに立ち寄ると、近くのバスが突然大爆発を起こす。驚くジャックのもとに、犯人から電話がかかってくる。この前の仕返しに、他のバスにも爆弾を仕掛けたという内容で、時速80キロ以下に落とすと自動的に爆発するようにセットしてあると告げる。

その頃、そのバスは朝の乗客を乗せ、いつものように運行していた。ジャックはそのバスを発見すると、バスに飛び移り、スピードを緩めるなと警告するのだった。ロサンゼルスのハイウェイを舞台に犯人との駆け引きが始まる。乗客を降ろすこと、爆弾を処理すること、それらを犯人に悟られないように行う必要があった。一方で同僚のハリーは犯人の正体に近づこうとしていたのだが。。。

レビュー

とにかく観客を飽きさせない目まぐるしい展開が、面白い。監督は撮影監督出身なので、見せ方が非常にうまい反面、人物の細かな描写は少ない。しかしこの作品にはそれを補って余りある迫力とテンポの良さがある。
この作品をきっかけにブレイクしたのが、サンドラ・ブロック。決してキレイでもないし、若くもないが、彼女の感情豊かな表情はとても印象に残ったし、乳母車をひいてしまった時の慌てふためくリアクションなど、うまいし、かわいらしい一面を覗かせている。