『グロリア』

【監督】 ジョン・カサベテス
【出演】 ジーナ・ローランズ,ジュリー・カーメン
【公開】 1980年 米 123分
【受賞】 ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞受賞
【ジャンル】 人間ドラマ

映画作品の中で、ジーナ以上にカッコいい女性を見た事がない。

予告編

あらすじ

サウス・ブロンクスのあるアパートに、数人のライフルを持った男たちが、取り囲んでいた。彼らが狙うのは、そのアパートに住むマフィアの会計士をしているジャック。彼は組織の大金のありかをFBIに洩らした事から、命を狙われるはめになったのだった。そんなジャックが自分の子であるフィルを隣に住む女性グロリアに預ける、秘密を記したノートと共に。その直後、隣の部屋で爆発が起き、ジャック一家は殺されてしまう。そして翌日のニュースにはグロリアが一家を惨殺し、フィルを誘拐したと報じていた。アパートを脱出した2人は、組織から追われる身になり、ニューヨーク中を逃げ回るはめとなる。

実はグロリアは、元々例の組織のボスの情婦だった事のある女だったのだ。昔の仲間を敵にまわすはめになった彼女は、この6歳の少年を守ることに全てを賭ける気持ちになっていく。はじめは自分に冷たくぶっきら棒にあたるグロリアを「ブタ」と呼び、馴染まなかったフィルも、いつの間にグロリアを母のように慕うようになっていく。

そしてグロリアはついにこの逃避行に決着をつけることを考え、マフィアのボスに連絡をつけた。フィルには「3時間して私が戻ってこなかったら、ひとりでピッツバークヘ行きなさい。そこで待っているから」と告げると、例のノートを持ってボスの所へと向かうのだった。

レビュー

もうすべての女性に観てもらいたい映画だ。もうおばあちゃんの域にあるグロリア役のジーナ・ローランズが、かっこ良すぎる。僕はジーナこそ史上最高の女優だと思っているのだが、その彼女の最高傑作だ。しぐさ、しゃべり方、顔つき、どれをとってもかっこいいし、役になりきっている彼女が素晴らしい演技をしている。彼女が母の顔になる瞬間がある、強く子を守る使命感のような顔つきの彼女が見せる、母性の顔。その瞬間僕はもう昇天したwとにかくすごい女優だ。

この世で一番会いたい女性と聞かれた、間違いなく彼女に会って話をしてみたい。

 

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