『12モンキーズ』

【監督】 テリー・ギリアム
【出演】  ブルース・ウィリス,マデリーン・ストウ,ブラッド・ピット
【公開】 1995年 米 130分
【ジャンル】 SF

予告編

あらすじ

未来の地球は、ウィルスによって99%の人類が死滅していた。そして生き残った人間も地下に住むことを余儀なくされていた。そんな未来を変えるために、コールは未来から過去へと旅立つ。彼の使命はウィルスを散布したとされる「12モンキーズ」という団体を探し出して、ワクチンを作るために必要となる純粋なウィルスを見つけることだった。

元々1996年のウィルスが散布された年に行くはずだったが、タイムマシンのトラブルで1990年に到着してしまう。しかも彼は逮捕された挙句、精神病院へと送られてしまう。そこで患者のジェフリー・ゴインズと医師のキャサリンと出会う。
その後、未来へと戻る事ができ、再びタイムマシンで過去へ向かうコール。今度こそ1996年へ。そしてキャサリンに再会し、コールは12モンキーズの正体をあばこうと懸命の調査を続ける。そしてゴインズこそが12モンキーズのリーダーであることを突き止める。

いよいよウィルスが撒かれるその日がやってきた。しかしコールは実は12モンキーズはウィルスの散布とは無関係だったことを発見し、大喜びする。真犯人は一体・・・

レビュー

もっとテリー・ギリアムの異次元世界の作品を観てみたいと思ったきっかけは、この作品と「未来世紀ブラジル」。社会への強烈なアンチテーゼでありながら、それをブラックユーモアで隠し、精神異常な行動で包んで、面白おかしく魅せるという、超難易度の高い作品作りだと思う。「未来世紀ブラジル」よりもさらに世界観は洗練されてて、しかもクール。この微妙な世界観はなかなか他の監督では見る事ができないオリジナル性だ。

当時のブラッド・ピットは最強だった。人気・実力・人気作とすべてが揃っていた。この作品でも神がかった演技をしている。イカレタ精神異常者役で、その表情やしぐさは秀逸。特に強い印象に残っているのは、首を不自然にすばやく2,3度振るしぐさ。演じるキャラクターを端的に表現していて、なおかつ特徴的な動きなので、キャラクターを際立たせている。

 

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