【監督】 コーエン兄弟
【出演】 ガブリエル・バーン,マーシャ・ゲイ・ハーデン,ジョン・タトゥーロ,ジョン・ポリト
【公開】 1990年 米 115分
【受賞】 1990年サン・セバスティアン国際映画祭 監督賞
【ジャンル】 マフィア
自分を貫くのは難しい。それはマフィアでも同じ。
あらすじ
禁酒法時代のアメリカを舞台に、マフィア間の抗争を描く。
1929年、アメリカ東部の町で二つの勢力が暗黒街でシノギを削っていた。アイリッシュ系のレオ一家、イタリアン系のキャスパー一家。レオの子分であるトムは厚い友情で結ばれていた。しかし、トムは博打好きで借金もたんまり。しかも敵対する勢力の女とできている、という有様。やがてその事実がばれ、トムはレオと袂を分かち、キャスパーの下で働くことになる。しかしキャスパーに受けた命令は自分の女の弟を殺せ、というものだった…。
レビュー
マフィア映画でこれは外せない。公開当時、興行に失敗したのが不思議でしょうがない。コーエン兄弟の作品はどれも脚本が素晴らしいが、この作品が特に群を抜いて良い!密売・汚職・裏切りなどの要素に、登場人物が複雑に絡み合い、相関関係を作り出している。それでいて整理されていてるストーリーはさすが。
ガブリエル・バーンが、とにかくかっこいい。かれのhat(ハット)姿が特に!
この時代のhat(ハット)は、紳士にとっての象徴であり、それを効果的に使った映像表現が美しい。特にミラーズクロッシング(森の十字)でのシーンは、映画史に残る美しさだと思う。
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