『サブウェイ』

【監督】 リュック・ベッソン
【出演】 クリストファー・ランバート、イザベル・アジャーニ、ジャン=ユーグ・アングラード、リシャール・ボーランジェ、ジャン・レノ
【公開】 1984年 仏 104分
【受賞】 1986年度セザール賞 最優秀男優賞・美術賞・録音賞受賞
【ジャンル】 青春映画

自由と冒険とセンスが詰まった、リュック・ベッソンの最高傑作!

予告編

story

自由気ままに生きる主人公のフレッドが、ある富豪から重要書類を盗み出し、追っ手を逃れて地下鉄構内に逃げこむ。そしてフレッドは富豪の妻であるエレナに、金を持ってくるよう交渉する。交渉するうちに二人は恋に落ちていく。逃げ込んだ地下構内は、ドア一つ開けると、その先には風変わりな住人達が住み着いていた異世界が広がっていた。やがて地下鉄構内を舞台に警察を巻き込んだ大騒動になっていく。

review

この映画は衝撃的だった。それはたぶん僕の一世代前が「大人は判ってくれない」「勝手にしやがれ」なんかに衝撃を受けたのと同じだと思う。まさに青春ど真ん中の映画。ストーリーはあってないようなものだけど、作品が持つパワーみたいなのが凄まじい。この映画を一言で表現するば「疾走感」だ。とにかく何かに向かって走って、生きていく若者の姿が映し出されている。

冒頭のカーチェイスが意外にすごい。この映画はアクション映画ではないけど、カメラワークが素晴らしいんだと思う。地下構内を走るシーンや、エスカレーターの縁を滑り降りるシーンなどスピード感が伝わってくるカメラアングルで、すごいわくわくさせられる。

富豪の妻役のイザベル・アジャーニのかわいさが半端ない。階段を下りてくるシーンで、カメラは足元から写してるんだけど、細い足から上へとパーンナップして、顔を捉える。ちょっとすねた感じの表情がもう、素晴らしくかわいい。

 

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