
「シンプルな生活を送るための72ヵ条」の簡易版です。シンプルな日々にするための9つのステップで構成されています。72ヵ条が多いと感じた方や、まずは気軽に始めたい方にオススメです。
著: レオ・バボータ
シンプルな一日を作る、9つのルール
1. 何があなたにとって重要な事であるかを知る。
今、あなたの人生にとって一番大切にしている事、大切にしたい事は何ですか?それは例えば、英語をマスターする事、映画を週に5本観る事、夕食は家族と取る事、海外旅行を必ず年1回は行く事、などなど何でもかまいません。これだけは譲れない、あなたの信条のようなものを4~5個書き出してみて下さい。あなたが他のものを差し置いてでも、大切にしている事で、あなたが最もやりたい事です。
2. ギャップを知る。
次に1で書いたリストのために、今している活動や内容や時間を書き出してみて下さい。次にやるべき事、計画を書き出してみて下さい。そしてそれらを照らし合わせてみて下さい。どうですか、大きなギャップがありませんか?ギャップがあるとしたら、それはあなたがシンプルになっていくためのギャップです。シンプルな生活を送るという事は、あなたが本当にしたい事をしていけるようにする事です。次のステップに行きましょう。
3. あなたの理想の一日をビジュアル化してみる。
今度はあなたにとってのパーフェクトな一日を書き出してみて下さい。そして1のリストと照らし合わせてみて下さい。あなたは1日の時間を、リスト1のために使えていますか?もしリスト1に従っていないのであれば、本当にやりたい事ではないか、もしくは1日の過ごし方を見直す必要があります。この見直していく部分が、シンプルにしていく部分です。
4. タスクを絞り込む、意味のない時間を削る。
1のリストに沿って、一日にやるタスクを絞ってみましょう。1のリストに関係ないものは極力省くようにしてみましょう。あなたにとって大事な事に時間を使えるように、工夫する必要があるからです。こうして制限することで、あなたのやりたい事に、より時間が使えるようになります。(例えば、だらだら見てしまうテレビの時間を削るなど。)
5. 関係ない誘いを断る。
今、あなたは理想と現実を埋める手続きをして、あなたにとって何が重要であるかを確認したと思います。そしてそのパーフェクトな一日を過ごすために、「NO」と言えるようになりましょう。日本人にとって「NO」と言うのは非常に難しい事です。1のリストに沿っていない事に関しては「NO」と言えるようにしましょう。パーフェクトな一日のために。多くの誘いを全部断るのは難しい事です。まずは1つから取り組んでみましょう。
6. スローダウンする。
私達は忙しい日々を送っています。心配事は尽きません。だから代わりに少し落ち着いてみましょう。じっくり1つに取り組んでみましょう。そしてちょっと手を休めて、リラックスして、気持ちを新たにまた仕事に戻ってみましょう。
7. 1つのタスクをこなす。
同時にいくつもの事をやらない、一時に1つの事に集中してみる。それは1つの事に注意深く行えるようにもなります。いくつも同時にやろうとしても、目の前でできる事は1つだけです。その他の事はやっているようで、実は頭の中で考えているだけで、実際には作業をしていません。作業していないのなら、考える事もやめてしまった方が、目の前の1つの事に集中できますし、作業に対しても注意深くなります。実はこのやり方のほうが効率的なのです。
8. 小さなタスクをまとめて行う。
小さなタスクはまとめてやるようにしましょう。あなたの大きなタスク(1のリスト)を最優先するために。優先順位を常に意識するようにしましょう。
9. 作業の間に空き時間を作る。
詰め込んだタスクの間に1~2分でもブレイクタイムを入れましょう。休みなくタスクを続ける事は、無意識のうちにストレスを貯めていきます。水を飲んだり、ストレッチしたり、歩き回ってみたり、少しの時間でも隙間時間にゆったりしてみましょう。
reference: 9 Rules for a Simpler Day
*原文より、再構成を行っています。step1を2つに分け、原文3と4を入れ替え、原文4と5を合成してます。


