目次
代表的な否定語
not
I don’t have a car. 私は車を持っていません。
hardly
I hardly know her. 私はほとんど彼女を知らない。
never
I have never had a car. 私は外国に行ったことがない。
rarely
I have rarely seen him. 私は彼をめったに見かけない。
no
I have no money. 私はお金をまったく持ってません。
little
I have little money. 私はほとんどお金を持っていません。
few
I have few friend. 私はほとんど友達を持っていません。
not
notの位置によって否定するものが変わる。
I did not try to study English.
私は英語を勉強しようとしなかった。
I tried not to study English.
私は英語の勉強をしないようにした。
2つの文ではそれぞれ違う動詞に対して否定している。上の文では「トライする事をしなかった」という「try」を否定している。下の文では「勉強する事」という「study」を否定している。「not」はその他に、語・句・節を否定することができる。以下参照。
Yusuke is Japanese, not Korean.
ゆうすけは日本人で、韓国人ではない。
Yusuke come from Japan, not from Korea.
ゆうすけは日本出身で、韓国ではない。
I like English not because it’s interesting, but because it’s helpful for me.
私は英語が面白いが面白いからではなく、ためになるから好きだ。
not と 副詞
下の文は全く真逆の意味になる。上は「just」が「don’t」にかかっていて否定を強調している。下の文では「just」は「like」にかかっていて、「ただ好きなだけ」という意味になり、それを否定しているので、文全体としては「ただ好きなだけではない」という意味になる。つまり「とても好きだ」という意味になる。
I just don’t like him
私は彼の事を全く好きではない。
I don’t just like him.
私はただ彼が好きなわけではない。⇒どうしようもなく好きだ!
「not」1語で節の代わりをする
I hope ~、I’m afraid ~
どちらも「~と思う」と訳すが、条件に違いがある。(that)は省略可能。
好ましい事や望ましい事をを言う場合
I hope (that) it will be fine tomorrow. 明日は晴れると思うよ。
Will it be fine tomorrow? 明日は晴れるかな?
Yes, I hope so. はい、そう思います。
好ましくない事・望ましくない事を言う場合
I’m afraid (that) it will rain tomorrow. 明日雨が降ると思うよ。
Will it be raining tomorrow? 明日は雨でしょうか?
Yes, I am afraid so. はい、そうだと思います。
上の基本をベースに、「I hope that ~not / I’m afraid that ~not 」と否定の表現を「taht節」に含む場合、その「that節」を「not」の1語で表現することができる。
Is she still angry? 彼女はまだ怒っていますか?
I hope that she will not angry. 彼女が怒ってないといいけど。
▼
I hope not.
Will she get well? 彼女はよくなるだろうか?
I am afraid that she won’t get well. 残念だけどよくならないだろう。
▼
I’m afraid not.
「afraid」の場合、以下の「not」の位置の違いで、意味が変わる。
I am not afraid. 私は怖がっていない。
I am afraid not. 残念ながら私はそうではないと思います。
部分否定
「all」の前に「not」を置くと「全部ではない」と部分的に否定の意味が含まれる事になる。「all」の代わりに「none」を使う事で全否定になる。
All of them are happy. 彼ら全員が幸せである。
Not all of them are happy. 彼ら全員が幸せというわけではない。
None of them are happy. 彼ら全員が幸せではない。
* あまり使わない。
All of them are not happy. 彼ら全員が幸せというわけではない。
その他、以下に並べた「すべて」「完全な」「いつも」などの意味合いに対して「not」を使って部分否定する事ができる。
all
every
always
necessarily
quite
altogether
completely
entirely
very
much
so
Not everybody likes English.
みんなが英語が好きなわけではない。
It is not altogether a bad idea.
それは全体的に悪いアイデアというわけではない。
I do not always like you.
私はいつもあなたが好きなわけではない。
I don’t like English very much.
私は英語があまり好きではない。
I don’t see her so often lately.
最近、彼女とは頻繁に会ってない。
二重否定
I never improve my English skill without training a speaking.
私の英語力はスピーキングのトレーニングなしに、上達することはない。
It is not unusual for me to go to bed early time.
早い時間に寝るのは私にとって珍しい事ではない。
上の文では「~なしに~することはない」、つまり「~すれば~する」という意味になるので、肯定的な意味合いを強調して使われる。
下の文は「普通ではないことではない」、つまり「よくある事」という意味を含む事になる。
「Not と nobody」など、否定語を2つ使う事はできない。
no
「not」ではなく「no」を使う時は、強調する場合である。強い否定を表す。
no+名詞 「全く~ない」 「1つも~ない」
children・chairのように、「no」は単数形・複数形どちらにも形容できる。この場合の単数形・複数形の使いわけは、状況判断からする。普通、教室には複数の子供がいる事が想定できるので「複数形」を用い、彼が座るいすというのは通常1つなので(2つ同時に座る事はない)、「単数形」を用いる
I have no money.
私は全くお金を持っていません。
There were no children in the classroom.
教室には一人も子供たちがいなかった。
There is no chair for him to sit on.
彼が座るいすが1つもない。
no+比較級 「少しも~ない」
My grandmother is no better (than before).
おばあちゃんは相変わらず具合がよくない。
He is no ordinary student.
彼は普通の学生ではない ⇒ 非凡な学生だ
no+主語 (全否定)
主語に「no」がつくと、主語の否定だけではなくて、文全体を否定する内容になる。
Nobody know I can speak English.
私が英語をしゃべれる事を誰も知らない。
never
経験と習慣に用いる
主語に「no」がつくと、主語の否定だけではなくて、文全体を否定する内容になる。「今までに~ない」という意味から、経験を表す完了形で使われる。また習慣を表す現在形にも使われる。「(普段)けして~ない」
I have never visited to the U.S.
私はアメリカに一度も行ったことがない。
She never get up before seven.
彼女は7時前に起きる事はけしてない。
He is never at home.
彼はいつも家にいない。
I will never eat hamburger.
私は二度とハンバーガーを食べない。
neverの語順
- 一般動詞+never
- be動詞+never
- 助動詞+never
notの強調
He never go out.
彼はけして外出しない。
Never ever give up!
今までのこれからも諦めるな!
no、not、nver以外の否定
「no,not never」は、文章や語句を完全否定する。ここでは完全ではなく、否定的な意味を含んだ場合の表現についてです。
hardly / scarcely 「ほとんど~ない」(程度)
I could hardly study English last night.
昨日は英語の勉強をほとんどできなかった。
I could scarcely sleep last night.
昨日ほとんど寝れなかった。
rarely / seldom / hardly ever 「めったに~ない」(頻度)
I rarely study English.
I seldom study English.
I hardly ever study English.
私はめったに英語の勉強をしません。
few / little 「ほとんど~ない」(数・量)
- few:数えられる物に対して使う。
- little:数えられない物に対して使う。
Few people studied English in my company.
私の会社で英語の勉強をしている人はほとんどいなかった。
I have little time to study English.
私は英語を勉強する時間をほとんど持ってない。
littleの強い否定を表す使い方
「think, dream, know」の前に「little」を置くと、「まったく~ない」という強い否定を表す。
I little think about my girlfriend.
私は彼女の事をまったく考えていない。
cannotの否定表現
cannot help -ing 「~しないではいられない/思わず~してしまう」
I cannot help crying when I watch this movie.
この映画を観ると、泣かずにはいられない(思わず泣いてしまう。)
I cannot help studying English after I watched a foreign film.
洋画を観ると英語の勉強をしないではいられない。
It cannot be helped.
どうしようもない。
「cannot help but 動詞の原型」の形式も同じ意味になります。
I cannot help but laugh at her talk.
彼女の話に笑わずにはいられなかった。
cannot ・・・ too(enough)~ 「いくら~してもしすぎる事はない」
You cannot be too careful when you take a exam.
You cannot be enough careful when you take a exam.
試験を受ける時は、いくら注意してもしすぎる事はない。
時を表す否定表現
It is not long before ~ 「まもなく~する」
It is not long before he study English.
彼はまもなく英語の勉強をする。
It will not be long before the next bus comes.
もうまもなく次のバスが来るだろう。
not・・・until ~ 「~までは・・・しない/~して初めて・・・する」
I don’t drink any alcohol when I’m twenty.
私は20歳になるまではお酒は飲まない。
「it is ~ that」の強調構文に使う。
It is not until I am twenty that I drink alcohol.
hardly ・・・ when ~ 「・・・するとすぐに~」
I had hardly waited the bus when it came.
バスを待っていたらすぐに来た。
I had hardly studied English when I could speak it.
私は英語を学習するとすぐに話す事ができた。
否定の慣用
do nothing but ~ 「~してばかりいる」
but の後ろは、動詞の原型を置く。
He does nothing but play TV game.
彼はテレビゲームばかりしている。
Students do nothing but love.
学生は恋ばかりしている。
no longer / not ~any longer(more)「もう~でない。もはや~でない」
He is no longer my boyfrined.
He is not my boyfriend any longer.
He is not my boyfriend any more.
彼はもはや私の彼氏ではない。
Because I can’t trust him any more.
私はもう彼の事が信じられないから。
否定語なしの否定表現
too・・・to~ 「あまり・・・なので~できない」
but の後ろは、動詞の原型を置く。to不定詞
I was too sleep to study Engkish.
私はあまりに眠かったので英語の勉強ができなかった。
This book is too easy for me to study English.
この本は私には英語を勉強するのには簡単だ。
the last・・・to~「決して~しない・・・」
He is the last person to tell a lie.
彼は決してうそを言わない男だ。
fail to・・・ 「・・・しそこなう。/・・・できない。」
I failed to wake up.
私は起きそこなった。
My mother never fail to wake up.
私の母は起きそこなう事は決してない。
Never fail to study English every day.
毎日英語の勉強をしてね!
Neverを使う場合は「毎日」など回数に重きを置く。1回だけの場合は「Don’t forget to」を使う。
Don’t forget to study English today.
今日、英語の勉強をする事を忘れないでね!
anything but ・・・ 「決して・・・ではない。」
「anything」は「どれでも」、「but」は「~を除いて」の意。2つを合わせた意味。
He is anything but liar.
彼は決して嘘つきではない。
far from ・・・ 「少しも・・・ない/ ・・・からは程遠い」
This house is far from cheap.
この家は少しも安くない。
English is far from easy.
英語は少しも簡単ではない。
free from ・・・ 「・・・をまぬがれている。」
Nobody is free from death.
死をまねがれている人などいない。


