名詞構文【英語文法15/24】

目次

名詞を多様する英語

名詞構文とは、文に等しい内容を名詞中心に書き換えたもの。
手順は、動詞か形容詞を名詞に書き換える。
「名詞を多様するのが英語」と覚えておく。

「彼は英語を話すのが上手だ」という英文を作るとすると、
He can speak English very well.
He is a good speaker of English.

日本人が上、英語圏は下の文章を作るでしょう。このように英語圏では名詞を多用するのが基本です。以下の2つの例文も同じように名詞で示しか動詞で示すかの違いを表しています。

There is a collection of membership fees every month.
毎月、会費を集めている。
The manager collects the membership fees every month.
マネージャーが毎月、会費を集めている。

上が名詞構文の文章。
名刺構文の文章は「誰が」集めるのかという、主語が欠けている。その代わりに「集めている」という部分にフォーカスしている。この文に主語を置いた場合が2つ目の文章です。この文だと主語である「マネージャ-」が文の中心になってしまう。2つ目の文章を、名詞構文にする場合は、動詞であるcollectを名詞に変換する。collection は collect(集める)の名詞。そしてof を入れてつなぐ。これで名詞句が出来上がる。

collect membership fees

collection of membership fees

「名詞構文」の手順
名詞を動詞(もしくは形容詞)から派生した語であるか確認する。この名詞を中心に文章を考えてみる。名詞句に「~こと」をつけて意味が成立しているか確認する。

名詞構文の基本形

「主語+動詞」の名詞構文

I’m pleased with the news of his success in business.
私は彼が仕事で成功した知らせに喜んでいます。

下線部は「彼は仕事で成功した」と訳すことができる。もともと「名詞+動詞」の関係で存在する部分である。これを名詞構文表現するには「所有格」と「名詞」にそれぞれ変換する。

he succeeded in business. 名詞+動詞

his success in business.  所有格+名詞

このように1つの文として表す事ができる部分「主語+動詞」を、名詞構文を使って名詞句を作っている。なぜこういう表現が存在するかというと、英語が名詞表現を好むという性質があるのと、より完結な表現にするために名詞構文が使われる。名詞構文を使わないで表現すると以下。語数はあまりかわらないが、that節が加わることで、2つの文が存在する事になる。

I’m pleased with the news that he succeeded in business.

「主語+動詞+目的語」の名詞構文

I heard his creation of a new goods.
私は彼が新しい商品を作ったと聞いた。

「his creation of a new goods」は「彼が新しい商品を作った事」という意味になる。動詞の「create」を名詞の「creation」に変更し、目的語とつなぐ「of」を付け足す。

he created a new goods. 主語+動詞+目的語

his creation of a new goods. 所有格+名詞+of+目的語

「of」以外の前置詞がくる場合。

I’m looking forward to your attendance at the game.
私はあなたがそのゲームに参加する事を楽しみにしています。

This is my first visit to the U.S.
私がアメリカを訪れた事は、これが初めてです。

「文の主語」と同じ場合は所有格の主語は置かない。

The doctor made a careful examination of my eyes.
私はあなたがそのゲームに参加する事を楽しみにしています。

この場合は明らかに「私の目を診察した」のは、文全体の主語である「doctor」なので、所有格の主語は置かない。

the doctor examine my eyes.

(his/her) examination of my eyes. (省略)

「主語+動詞+目的語」の名詞構文

Nobody noticed my absence form the class.
誰も私がそのクラスを休んだ事に気づかなかった。

形容詞「adsent」を名詞「absence」に変更して、be動詞は省略する。

I was absent from the class. 主語+be動詞+形容詞

my absence from the class. 所有格+名詞

名詞中心の表現

「~する人」を表す「be動詞+形容詞+名詞」

以下のように英語では名詞表現を中心に構成する文が好まれて使われる。cookは「料理をする」という動詞で使われるが、ここでは名詞の「料理をする人」という意味で使われる。

She is a good cook. (=She cooks well)
彼女は料理がうまい。

be a good singer 歌がうまい
be an early riser 早起き
be a heavy smoker ヘビースモーカー
be a good speaker of English 英語を話すのがうまい
be a good guitarist ギターがうまい

「have, make, give, take」 + 名詞 の表現

この場合に名詞と結びつく動詞はそれぞれ決まっている。

I had a talk to her.
私は彼女と話をした。

I made the decision to study English.
私は英語の勉強をする事に決めた。

Let’s give it a try.
やってみよう!

have a swim 泳ぐ
have a walk / take a walk 散歩する
have a look at / take a look at ・・・を見る
have a try at / make a try at ・・・を試みる
make a decision  ・・・決める
make a speech / give a speech  演説する
make a choice  選ぶ
give a cry  叫ぶ
give a call / make a call  電話する
give … a try  ・・・を試みる

形容詞を足す事で多彩な言い回しになる。

have a quick look さっと見る
have a careful look 注意深く見る
have a last look 最後に見る
have a good look じっくり見る
have a closer look もっとよく見る

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