中級レベルの英語学習法

このページでは「6ヶ月間の基本英語勉強プログラム」をクリアしている人レベルを対象者として、勉強法をいくつかご紹介していきます。ちなみにこのレベルの人は、もうすでに自分の英語に足りない部分がわかっていると思いますので、必要な部分だけ参考にして下さい。

対象は以下のような方です。

1．シャドーイング　

これは英語初級者へオススメしていた「基本フレーズの暗記」の進化系とも言える、ネイティブレベルに向けた練習です。シャドーイングとは英語の文章を聞きかながら、それを追って自分も話していくという練習です。僕の友人の長崎外語大の子が、これを先生に言われて毎日やってました。その子は通訳を目指していたのですが、基本的に通訳になるための訓練だそうです。

何がいいのか？これ、英語を単語ごとではなく、単語と単語の組み合わせて言えるようになってきます。だから結局早くしゃべれるようになるのです。もちろんリスニングの効果もあります。

シャドーイングのメリット

• ネイティブスピーカーの英語のスピードに慣れる事ができる。（聞くのも話すのも。）
• ネイティブスピーカーの英語を、聞いたそばから自分で発音していくので、きれいな英語のリズム・イントネーション・発音を学習する事ができる。

シャドーイングのやり方

1. シャドーイングの教材を用意する（以下に紹介）
2. 英文は見ないで、音声を聞きながら、聞いた直後に英文を音読していく。これを繰り返す。もちろん英文は見ないで。
3. 次に英文を見ながらシャドーイングをする。文章の意味がわかるようにしておく。
4. 再び英文を見ないでシャドーイング。

＊初めはかなりつらいですが、繰り返しやる事で徐々にできるようになってきます。

シャドーイングの教材

正直なんでもいいと思うのですが、今は結構専用の教材が売っています。その他、ニュースサイトのビデオを利用するのも良いと思います。またこのサイトで紹介しているスピーチ集を利用するのでも良いと思います。

• スティーブ・ジョブズ スピーチ
• デレク・シヴァーズ 「おかしい？ それとも違うだけ？」
• デレク・シヴァーズ 「目標は人に言わずにおこう」
• デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」

 

 

2．前置詞をイメージで学習する。　

英会話ができるレベルになっても、いまいちはっきりしないのが、この「前置詞」ではないでしょうか。あいまいになりがちな部分だと思います。これって感覚で使う部分が非常に多いのですが、例えばこれ、「私と話せる？」

• Can you talk with me?
• Can you talk to me?

普通はtoを使います。withでも間違いではありませんが、日本語で考えると「with」を使いたくなりますよね。こういう選択って結構でてくると思います。これら前置詞をきっちり覚えていくのはかなりキツイです。僕が感覚的に覚えられてよかったと思うのが、「イメージ・メーキング・イングリッシュ 前置詞編」です。イメージで覚えられ、しかも簡単な英文例なので、さらっと何度か繰り返し読む事で、感覚的に身に付きました。

 

 

日本語の説明は全くなく、イラストと英文だけで紹介されてます。これがミソ！イメージで学習していけます。基本的な前置詞21個、inのイメージだけでも110以上の例文があります。全部で約1400の例文。 かなりのボリュームですが、例文が簡単なのでさらっといけます！

3．映画・ドラマでリスニングを鍛える！

「フレンズ」

鉄板のドラマです。オリジナルの字幕が付いています。ちょっと砕けた表現も使われているので、日常会話になれるのに最適です。

以下のYoutubeで見れます。一度削除されましたが、もし今後削除された場合は「Friend S01E01」で検索して下さい。度々削除されては、誰かがアップロードしてくれてます。

「TED」

このサイトでもデレク・シヴァーズ をいくつか紹介しましたが、TEDのサイトのスピーチは内容もいいですし、字幕もしっかりしています（例えばYoutubeの字幕などはかなりいい加減です）。シャドーイングの教材としても役立ちますので、やってみて下さい。

http://www.ted.com/translate/languages/ja

4．英英辞典の使用　

最後に紹介するのは英英辞典です。英語に馴染むためには、基本的な単語が使えるレベルになったら使い始めると、効果が高いです。わからない単語を英英で調べて、英語の解説を読んで理解していくと、英語脳で理解できるのでとても効果的です。

アメリカ人の先生には、絶対に英英を使った方がいいと言われました。ただし本当に英語初心者の方にはオススメしません。なぜなら、英語による解説なので、基本英単語が身に付いてないと、更に調べる羽目になって時間の無駄だからです。

 

 

• すべての定義が2000語の基本英単語で表現されているので、意味のわからない単語を引いても、簡単な単語で説明されている。
• 無料オンライン・アクセス www.longmandictionariesonline.com（1年間無料でオンライン・アクセスできます。）
• 収録見出し語・語句・語義の総数30万。
• 最新ビジネス用語、専門用語6、000。

5．やはり学習の中心には英会話を！

最後に、なんと言っても英会話を続ける事はやはり大事だと思います。会話の中から沢山の学びが得られるからです。上記の部分的な勉強はその都度しつつも、やはり英会話を学習の中心に置きつつの学習が一番効果的だし、伸びるのも早いと思います。