【監督】 ジョン・フォード
【出演】 ジョン・ウェイン,クレア・トレヴァー,トーマス・ミッチェル,ジョン・キャラダイン
【公開】 1939年 米 99分 白黒
【受賞】 1939年アカデミー賞 助演男優賞・作曲・編曲賞
【ジャンル】 西部劇
あらすじ
ローズバーグ行きの駅馬車に乗り込む一風変わった乗客たち。町から追い出された女ダラス、酒におぼれた医者・ブーン、子供を身ごもっている騎兵隊大尉の妻・ルーシーと彼女を護衛している賭博師・ハットフィールド、酒商人・ピーコック。そしてカーリー・ウィルコック保安官とバックがそろい、駅馬車は出発する。途中、父と兄弟を殺された上、濡れ衣を着せられたリンゴ・キッドが乗車する。彼は敵討ち向かう途中だった。しかし保安官はブラマー3兄弟には適わないとみていた。
駅馬車は最初の停車駅に到着すると、交代の部隊がいなかった。ジェロニモがアパッチ族を率いて居住地を出たとの情報がある中、一行は護衛なしでローズバーグに向かう事になった。道中、ルーシーが女児を出産する。リンゴは道中親しくなったダラスにプロポーズし、一緒にメキシコに住もうと誘うがダラスは返事をしなかった。
ここまでインディアンの襲撃はなかったが、舟渡し場でインディアンの光信号のようなきらめきを見たハットフィールドは警戒を続けていた。そしてブーンが祝杯を挙げようとしたその瞬間、ピーコックの胸に弓矢が突き刺ささり、アパッチ族が襲い掛かってくる。男たちは必死に応戦するも、駅馬車は1人の犠牲と2人の負傷者を出した。なんとかローズバーグに到着した彼らを待っていたのはプラマー三兄弟だった。
レビュー
日本映画の黒澤明監督と三船敏郎のような関係なのか、ジョン・フォードとジョン・ウェインのコンビによる作品は多い。ジョン・ウェインが残した作品の多くは西部劇で、その舞台は本当に美しい荒地だ。 その撮影場所のひとつに昨年行ったが本当に驚くべき景色が広がっていた。しかしこの映画の駅馬車の走るスピードは半端ない、本気のスピードだ。だから臨場感あふれる映像になってる。カーチェイスなんかでも、たまにスピード出てないように見える作品があるけど、そういうのって本当にスピード出してないだろうし、撮影の仕方もあまりうまくないんだと思う。この作品での駅馬車の走るシーンは実際のスピードも出ていると思わせるし、アングルも見事!
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