「自分に勝ちたかった、自分にずっと負けているから。」

華原朋美が本格的な復帰をする様子を「情熱大陸」で見た。華原朋美と言えば小室ファミリーの筆頭格で1990年代後半を代表する歌姫だった。久々に見る華原朋美は以前よりも魅力的に見えた。

人は大きな挫折を乗り越えると器がひとまわり大きくなるというが、まさにそんな感じ。大切なものが何であるかを理解しているように見えた。

色々なもので着飾る若い時期って、本当に大事なものだったり、大切にすべき事がわかっていても見えにくくなっていて、自分を見失ってしまいがち。そんな見失った自分と挫折を乗り越えて復帰した華原朋美は、以前よりも何か魅力的になっていた。

もともと情が深い人なんだなあと思う。絶頂期の頃はけっこう天然で、バカっぽいキャラを売りにしていた部分もあって、華原朋美の本質的な部分ってわかりにくかったけど、本人とはかなりギャップのあるキャラだったんだなと思う。

スターって難しい。金も地位も手に入れてチヤホヤされて、謙虚でいられるわけがない。まして謙虚であればスターとしてのオーラに欠ける。どちらにしてもバランスを保つのは大変な事だと思う。だからこそ、それらを経験して7年間も一線から外れて復帰した華原朋美には、人間的な魅力を感じる。

情熱大陸「華原朋美」

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