『ピンク・フラミンゴ』

【監督】 ジョン・ウォーターズ
【出演】 ディヴァイン
【公開】 1972年 米 93分
【ジャンル】 人間ドラマ(スカトロ)

予告編

あらすじ

【ネタバレ含む】巨漢のドラァグ・クイーンであるディバインは、郊外でトレーラーハウスを根城に、親友のコットン、息子のクラッカー、頭の弱い卵しか食べない母親と一緒に暮らしていた。彼らは「世界で最も下品な家族」という称号をもっていた。ディバインは肉屋で肉を買えば、なぜかその肉をパンツの中にしまって持ち帰り、その肉をバーベキューにするといった感じ。

ところがライバルが出現してくる、マーブル一家だ。彼らは地下室に女を閉じ込めては、下僕である男に妊娠させ、生まれた赤ん坊を売っていた。彼らはディヴァインをねたんでいた事から、美女スパイをディバインの息子クラッカーに送り込み、ディバイン家をスパイさせる。何がスパイなのかはわかならないが、クラッカーとスパイが鶏を交えてセックスをしているのを、覗き込むマーブル。

そしてマーブル一家はついに宣戦布告よろしく、ディバインに犬の糞の入った小包を送りつける。そんな状況でディバインの誕生パーティが開かれ、そこではさらにカオスな状況が繰り広げられている。肛門を開けたり閉じたりする男や、裸で踊りまくるデブ女など、とにかく変態たちによってパーティは盛り上がる。マーブル一家の通報によって駆けつけた警官たちだったが、ディバインは大歓迎とばかりに警官達を殺して、その肉を生で食べる。

ともかくマーブル一家の仕業とわかった以上、報復にでるしかないディバインは、留守のマーブル家に忍び込み、「家中を舐めまわす」。一方その頃マーブル一家は、ディバインのトレーラーハウスを燃やしてしまう。怒ったディバインは記者会見を開き、マーブル一家を撃ち殺してこの一件は解決を迎える

最後は、散歩している犬の糞を食べて、物語は終了する。

レビュー

B級カルト映画の巨匠として知られるジョン・ウォーターズの代表作であり、「お下劣で最低な映画の頂点に立つ作品」がこれ。近年ウォーターズ監督は一般人に向けた一般的な作品も制作しているが、悪趣味である事に変わりはないと思う。

この作品も映画としてとてもオススメできる作品ではないが、というか余程興味ある方以外は見ない方がいいが、そのインパクトはとんでもない。とてもこれを映画にして一般に公開するという神経がわからない。まさに監督自身が最も悪趣味であると言える。(悪趣味な映画を一般の人に見せて、気持ち悪がらせて、それを見てほくそえむ監督、という意味での悪趣味)

 

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