【監督】 岩井俊二
【出演】 浅野忠信,CHARA,橋爪浩一伊藤かずえ
【公開】 1996年 日 68分
【受賞】 ベルリン映画祭ベルリン新聞記者会賞
【ジャンル】 青春映画
あらすじ
精神病施設で暮らす3人がある日、塀の上をつたって外の世界を見に行く。塀から塀へと渡っていくと、ある教会に辿り着く。そこで出会った神父に一冊の聖書をもらった3人。施設に戻った3人は聖書を読み、この世がもう終わりを迎える事を知る。地球の最後を見ようと3人はまた施設を抜け出していく。
レビュー
贖罪をテーマにした作品。全編をとおして美しい映像美でつづられているが、始まりから死の匂いのする作品。はっきりいって大したストーリーなんかはない、ある意味PVのような作品。
映画とは、大きく分けると2種類に分類されると思っている。画面の中にすべてが描かれたストーリーと、もう一つはすべてを語らずに、その先は観客がそれぞれ考えてくれという映画。この作品は明らかに後者で、物語は作品の中にあるけれど、それとは別に見る人の各個人の中にもあるとするもの。だから唐突なエンディングによって「考えよ」という、メッセージが送られてくる。
まあ見方によって映画って色々受け取り方は違うわけで、この作品もかなり偏った作品です。
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