【監督】 キャメロン・クロウ
【出演】 パトリック・フュジット,ビリー・クラダップ,ケイト・ハドソン
【公開】 2000年 米 122分
【受賞】 第58回ゴールデングローブ賞 作品賞、第73回アカデミー賞 脚本賞
【ジャンル】 青春映画
ちょっと背伸びしたくなる青春時代のひと時。
あらすじ
1973年、大学教授の母と姉と暮らしている、15歳の少年ウィリアムはロック音楽の魅力に取り憑かれて、やがて彼の才能は有名な「ローリングストーン誌」からも声がかかるようになる。そしてウィリアムが大好きなバンド、スティルウォーターのツアーに、なんと同行取材をすることになる。バンドたちと各地をまわり、寝食をともにする15歳のウィリアムにとっては、それは夢のようであり、また毎日がお祭りのような刺激的な出来事だった。
バンドには彼らを追いかける熱烈なファンである少女達のグループ、グルーピーが常に一緒に行動していた。ウィリアムはそんなグルーピーの中でもひときわかわいいペニー・レインに恋をしてしまう。だが彼女はバンドのギタリストと付き合っている。それでもウィリアムの恋心は変わらなかった。しかしペニー・レインは、そのギタリストに本命の恋人が現われた事を理由に自殺未遂を起こしてしまうのだった。
レビュー
作品の空気感がすごく好きだ。若い頃に見る大人の世界って、魅力的ではあるけど、どこかぼんやりとして見える。きっと現実感がまだないからなのかもしれない。そんな感じがこの映画にも出ていて、大袈裟なストーリーでもないのだけど、作品に漂う雰囲気に引き込まれる。きっと青春時代ってそんなぼんやりとした気だるい空間の中で、色々学び成長していくんだろうなあと思った。若いエネルギーがふつふつとたまっていくような、そんな生命の鼓動が聞こえてきそうな作品。
なんと言ってもこの作品でのケイト・ハドソンは不思議な魅力を漂わせていて、魅力的だ。まさに小悪魔って感じ。常に何を考えているのかわからない表情をしている謎多き女を演じているが、彼女が持つ不思議な雰囲気にピッタリの役だったと思う。
売り上げランキング: 30,787

![あの頃ペニー・レインと[特別編集版] [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/5186Tzbx20L._SL160_.jpg)

