『プラダを着た悪魔』

2013/09/18

【監督】　デヴィッド・フランケル
【出演】　メリル・ストリープ,アン・ハサウェイ,スタンリー・トゥッチ,サイモン・ベイカー,エミリー・ブラント,エイドリアン・グレニアー
【公開】　2006年　米　110分
【ジャンル】　青春映画

あらすじ

有名大学を卒業し、ジャーナリストを目指してニューヨークへとやってきたアンディ。配属されたのは、全世界の女性が憧れる一流ファンション誌、ランウェイの編集部。そこのカリスマ編集長であるミランダのアシスタントとなった。そこから彼女の地獄のような仕事漬けの生活が始まる。出社したミランダはまず自分のコートをアンディのテーブルにたたきつけて自分の部屋へと入っていく。そして次々に浴びせられる命令。夜中だろうがかかってくる電話。しかもミランダからは罵倒される日々。

疲れと失望で、深く傷つくアンディだったが、自分の仕事の甘さを指摘された事で意識も変わり、気合を入れなおして仕事に励んでいった。ミランダからの無理難題もクリアしていくアンディ。ミランダの信頼も勝ち取っていく事になる。

一方で、仕事漬けの毎日に、彼女の私生活は破壊寸前だった。そしてついには同棲していた彼氏とも破局してしまうのだった。

レビュー

メリル・ストリープだろう、何といってもこの映画は。本当どんな役をやっても様になる。立ち振る舞いまで、その役柄に浸透してて、アカデミー女優賞を最多獲得している事に、あらためて納得する。そしてこの人は歳をとっても魅力的だ。男もそうだけど、歳を重ねてからの色気ってどこにでてくるのだろうか。自信とかゆとりとか、その行動に表れるのかなあ。歳を重ねると顔に一番生き様みたいなのが出てくるとよく言われるけど。怒ってばかりの人は、怒っている顔に、笑ってばかりいた人は、にこやかな顔に。結局、色気もその人が歩んできた経験から出てくるのかな。色気も一日にしてならずって事で。

雑誌の編集も過酷な仕事だと思う。締め切りが決められた仕事だし、私生活なんてあったもんじゃないと思う、特に若いうちは。今でいうブラック企業の典型だね。僕も若い頃、制作の仕事をしてたけど全然家に帰れなかった。しょっちゅう会社に泊まってた。椅子を２つ並べれば、余裕で寝れたなあ。