【監督】 マーティン・スコセッシ
【出演】 ロバート・デ・ニーロ,レイ・リオッタ,ジョー・ペシ
【公開】 1990年 米 145分
【受賞】 1991年アカデミー賞 アカデミー助演男優賞、ヴェネツィア映画祭銀獅子賞(監督賞)
【ジャンル】 マフィア
あらすじ
ヘンリーは小さい頃からマフィアの世界に憧れ、12歳の時からブルックリンのでマフィアの使い走りをしていた。大人になったヘンリーは本物のマフィアになり、強奪専門のジミーや、チンピラのトミーといった仲間達にかわいがられて、荒仕事に手を染めていく。ヘンリーは結婚もし、刑務所暮らしも何度かしていく。しかし裕福な生活を手に入れ、子供もできて幸せな生活を送っていた。
しかし、ひとつの事件をきっかけにし、FBIから執拗に追われるようになる。しかも仲間からも信頼を失い、家族からも見放され、ヘンリーの人生は転落していく。
レビュー
マフィア映画の中で異色な作品だったと思う。なにしろ、この作品が光を当てたのは、マフィアの栄光から挫折にかけて。金のために何でもしでかすマフィアを描きつつも、そこからすべてがうまくいかなくなって、落ちていくマフィアを描いている。
やりたい放題に生きるマフィア達。すぐに切れてしまう一面や、家族を大事にする一面、理不尽な事を言われればすぐにピストルで撃ち殺してしまう一面。そんな彼らの好き勝手も、簡単に没落していく様を描いている。はっきり言ってマフィアのクールな面とみじめな部分と、両方を兼ねた映画なので、ちょっと後半は悲しくもある。
*グッドフェローズとはマフィアの仲のいい仲間達という意味。
マフィアの連中はみな魅力的な俳優ばかりだ。デ・ニーロは貫禄あるし、この作品でブレイクしたリオッタの演技も素晴らしい。しかし、ジョー・ペシにはかなわない。彼はこれまでも何本もマフィア役をやってきたが、この作品での役が一番はまり役だと思う。切れやすく、笑い好きで、お調子者。だから常にトラブルメーカーである。でもなんか憎めない愛嬌のある顔といい、それでいてマフィア然としたかっこ良さを持ち合わせていて、本当いい役者だと思う。
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