『三十四丁目の奇蹟』

【監督】 ジョージ・シートン
【出演】 モーリン・オハラ,ジョン・ペイン,エドマンド・グウェン
【公開】 1947年 米 96分
【受賞】 アカデミー賞 助演男優賞・脚色賞・原案賞
【ジャンル】 人間ドラマ

信じる人にはいつもサンタがいる。

予告編

あらすじ

舞台はニューヨーク。マンハッタン34丁目のスクェアあるメイシーズ(百貨店)。クリスマス商戦の真っ只中にあって、クリス・クリングルと名乗る本当に長い白ひげを持つ老人がサンタクロース役で人気を博していた。クリスは子供のために希望のおもちゃを聞き、その品がメイシーズになければ売っている店を教えていた。その顧客本位のサービスは大好評で、他店もそれを見習うようになり、クリスは店主からもほめられる。そんな彼を雇い入れたのは人事係長ドリスだった。彼女には8歳になる娘スーザンがいて、隣の住人である弁護士フレッドと親しくしていた。その縁で母ドリスとフレッドとも友達になる。

しかし、クリスはサンタクロースの別名クリス・クリングルを名乗っていたことから妄想癖があるのではとされ、メイシーズ専属の医師のソーヤーに彼の診察をさせた結果、精神異常があるとされて、精神病棟に閉じ込められてしまう。ドリスの隣人、弁護士のフレッドはクリスの弁護を買って出て裁判が開かれる。争点はクリスが精神的に正常かどうか。正直な老人を助けたいニューヨークの人達は街角の店先、アパートのベランダに横断幕を掲げた。私はサンタクロースを信じますと。
そして何よりもメイシーズのおもちゃ入り場にはサンタクロース様宛てに、数百通の郵便が配達されていた。こうしてクリスはサンタクロースとして認定されたのであった。

レビュー

心が暖かくなるストーリー。実際、本物のサンタがいるのか、いないのかなんてどうでもいいことなんだ。サンタクロースが誰のために存在しているのかが大切なんだ。サンタは子供達のために存在してる、その子供達が純粋な気持ちで信じるサンタを、いないなんていう必要がどこにあるのか。利益を優先して追求する現実主義のデパートのように、夢を見ることを忘れてしまった大人達にこそ、サンタを信じるような気持ちにクリスマスの日くらいはなってもいいのでは?と思わせてくれる。

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