【監督】 クエンティン・タランティーノ
【出演】 ジョン・トラボルタ,ユマ・サーマン,サミュエル・L・ジャクソン,ブルース・ウィリス,ティム・ロス
【公開】 1994年 米 154分
【受賞】 第47回カンヌ国際映画祭 パルム・ドール、第67回アカデミー賞 脚本賞
【ジャンル】 人間ドラマ
自分の信じる感性なんて捨てちまえ!
あらすじ
「パルプ・フィクション」とは「くだらない話」の事(もともとは雑誌の三流小説)。この物語はオムニバス形式で進み、基本的にはくだらない話(パルプ・フィクション)の連続である。
「プロローグ」
あるレストランで、チンピラ風なカップルが話し込んでいる。彼らは強盗の常習犯で、今も強盗の計画をしていた。2人は拳銃を取り出し立ち上がると、レストラン中に怒声を発し始める。
「ビンセント・ベガとマーセルス・ウォレスの妻」
マフィアのボスから、彼の妻ミアの世話を頼まれたビンセント。ビンセントは彼女が望むまま食事に連れていったり、ダンスを踊ったりする。しかし帰り際、ミアが薬物の過剰摂取で心臓停止に陥いる。
「金時計」
落ち目のボクサーであるブッチはマフィアのボス、マーセルスから八百長試合を頼まれるが、約束を破り勝ってしまう。弟と共謀してノミで大儲けするも、試合後マーセルスの報復を怖れてブッチは逃走するが。。。
「ボニーの一件」
殺し屋のビンセントとジュールスは、知人の男マーヴィンを後部座席に乗せて自動車で移動していたが、そこでビンセントが悪乗りして、銃が暴発。ボスに連絡した結果、ザ・ウルフという男が解決のために送り込まれる事になるが。。。
レビュー
前作のレザボアから、さらにパワーアップして、この作品では無駄な部分のオンパレードだ。いやそれがタランティーノ節なんだけど、とにかく本筋とはなんにも関係ないような会話が、すごく強調されている。というか印象に残る。ホント会話の内容もくだらないんだけど、それが面白いし、なんか一見ダサいようでいて、現代的な感じも受けるから不思議。公開から20年近くなるけど、古さを感じさせないところが、またすごい。
みどころ
ユマ・サーマンとジョン・トラボルタのダンスシーン。なんでこんなダサいダンス躍らせてんだってくらいダサいんだけど。なんといってもツイストだし。ジョン・トラボルタはまだしも、ユマのダンスが・・・
冒頭のシーン。「ファミレスって保険入っているから抵抗しなんだよ」「頭いいね。」「じゃあ今からやろうか強盗!」ってな感じで、軽くノリで始まる強盗ってのが、切れ味抜群ですごい好き。タランティーノの映画は、のらりくらりとした会話シーンも面白いけど、突然の切れ味(キレる)シーンがまたいい!
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