【監督】 ウォルフガング・ペーターゼン
【出演】 ユルゲン・プロホノフ ,ヘルベルト・グレーネマイヤー
【公開】 1981年 独 135分
【受賞】 1982年アカデミー賞 ノミネート(監督、撮影、視覚・音響効果、編集、音響、脚色)
【ジャンル】 戦争映画
あらすじ
第二次世界大戦中の1941年、ナチスの占領下にあったフランスの港町ラ・ロシェルから、1隻のUボート「U96」が出航する。彼らに与えられた任務は、大西洋を航行する連合国側の輸送船の撃沈、そしてイギリス軍の地中海要衝である難関ジブラルタル海を通過してイタリアへ向かえというものだった。連合軍の敵駆逐艦との壮絶な戦いが待っていた。
駆逐艦への魚雷攻撃、そして駆逐艦のソナー音と爆雷の恐怖と戦いながら、絶望的とも思える戦いを続けていく。予想通りU96は致命的な攻撃を受け、砲台は飛ばされ、最悪な状況へと追い込まれていく。そして深海へと潜水を試みる。限界を超えても尚潜水する艦に、皆の失望の表情が広がる中、艦長は希望を捨てず修復作業を命じる。そしてU96は見事浮上することに成功するのだが。。。
レビュー
リアリティが半端でなかった。当時はCGなどない時代で、描かれているのはほぼ潜水艦の中だけ。その内部で起こる事だけで、緊迫感や、戦いの激しさを伝えている。常に薄暗い艦内で、爆発によって激しく揺らいだり、深く潜ることで水圧が潜水艦にかかり、飛び交うネジや破裂する水道管や火を噴く管など、臨場感がすごくある。一隻の潜水艦内だけの描写で、戦いを描くという事で、逆に敵の状況を想像しながら観る事になる。だから余計に緊迫感が増すんだと思う。しかも敵の行動は聞こえてくるソナー音のみ。その間隔が短くなってくると危険な信号で、ハラハラさせられる。
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