【監督】 チェン・カイコー
【出演】 リウ・チョンユアン,ホアン・レイ,シュイ・チン
【公開】 1995年 中・日・独・仏・英 108分
【ジャンル】 人間ドラマ
あらすじ
三弦琴を演奏し歌う2人の盲目の旅芸人。年老いた師匠は先代の師の教えを信じていた。それは弦を1000本弾き切った時に、目が見えるようになるというものだった。
弟子のシートウと修行の旅を続け、あと少しで1000本の弦を弾き切ろうとしていた。ある馴染みの村にやってくると、師匠は神のような存在で、たった1曲の歌で、村同士の戦いを鎮め、調和をもたらすほどの力を彼の演奏は持っていたからだ。一方、シートウは、村の少女、蘭秀に恋をする。しかし師匠はあまり良しとしていない。シートウに芸を継がせたいがために2人の仲を心配する。師匠はついに1000本まであと1本となり、最後の弦は自分のためだけに弾くために、ひとり丘の上で無心に琴を弾き続ける。そしてついに、最後の弦は切れる。しかし師の教えを信じ60年間演奏してきたが、目が見えるようになる事はなかった。
先代の師の墓をたたきこわし、黄河のうどん屋で、狂ったように酒をあおる師匠。一方、蘭秀との恋を育んでいたシートウは、盲人と結婚させるわけには行かないと村人達に反対されてしまうのだった。。
レビュー
チェン・カイコーは映画の魅力をすべて注ぎ込んでいる監督の一人だと思う。娯楽性、メッセージ性、芸術的要素。最近の映画は、どれかひとつに偏った作品が多いと感じる。それは多様性が増し、映画に求めるものが変化してきている事にも影響してきているとは思う。しかし映画とは何かと聞かれた時に、この監督の作品が最も映画の醍醐味を含んでいると思う。
この作品で語られる、人生とはどんなにつらい事であるか、またハッピーなものであるか、それをこの映画のタイトルがそのまま言い当てている。
シュイ・チンがめちゃくちゃかわいい少女役を演じている。
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