『タイタニック』

【監督】 ジェームズ・キャメロン
【出演】 レオナルド・ディカプリオ,ケイト・ウィンスレット
【公開】 1997年 米 194分
【受賞】 1998年アカデミー賞 作品賞、監督賞、撮影賞、主題歌賞、音楽賞、衣裳デザイン賞、視覚効果賞、音響効果賞、音響賞、編集賞
【ジャンル】 恋愛

予告

あらすじ

タイタニック号が沈没してから84年後の1996年。調査隊は海深くに沈んだタイタニックから一枚の画を発見する。その画にあったのは裸の女性モデルで、その胸には「碧洋のハート」らしきダイヤを身に着けていたのだった。この宝石こそ、調査隊が捜していたものだった。テレビ取材にこの画を紹介すると、一本の電話が入った。その声の主はなんと沈没事故から奇跡的に生還し、今では100歳を超えるその絵のモデルだった。そしてその女性は孫娘と共に調査船を訪れ、当時のタイタニックの様子を語り始めるのだった。

レビュー

今更ここで何を語っても、といった感じだ。
この作品は基本的には悲劇の物語だけど、それと同時に多くの夢や欲望も描いている。特に前半部分において。そんな所があるから何度も見返しては、やる気とか希望をもらっているような気がする。

より大きな船を作りたいという人の尽きぬ欲望。そしてその豪華客船に乗る事をステータスとする貴族階級の人々の欲望。ジャックは貧しいながらも、未来に向かって生きている姿。貧しくても貴族の女もゲットできるんだと世の男性を励ましているようなところ。そんな夢や未来への希望とか、人の欲望がつまっているので、なんか見返すとやる気がでてくるんだと思う。

ちなみに、この作品では何人かの男性が我先にと非難ボートに乗り込んでいる。しかし実際に亡くなった男性は1339人、女性114人、子供56人だったとされており、タイタニック号は「やもめの船」とも言われている。

この作品の素晴らしいところは、細部に気を配っており、船全体としての沈没を描いているところにあると思う。寝室で抱き合って死を待つ老夫婦。最後の瞬間、船の設計士が船の中で物思いにふけているシーン。最後まで人々を落ち着かせようと演奏し続ける楽団。これらは短い時間でしかないが、非常に印象に残るシーンとして描かれている。

 

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