目次
強調表現
「do, does, did」による強調
動詞の前に助動詞「do, does, did」を置くと強調表現となる。
I do study English.
私は本当に英語の勉強します。
I did call you last night.
昨晩、絶対にあなたに電話した。
同じ語句の繰り返し
I came on to her again and again.
I came on to her over and over.
私は何度も彼女を口説いた。
She cried and cried during dinner.
彼女は夕食の間、ずっと泣いていた。
強調構文
「It is ~ that ・・・」構文の「~」部分に強調したい語句を入れる。人の場合はwhoを使っても良い。thatは省略できる。
It’s my sister that was married with the singer last month.
It’s my sister who was married with the singer last month.
先月、その歌手と結婚したのは、私の妹です。
上の例文を強調前の文にしたのが以下。
My sister was married with the singer last month.
本来の強調構文の働きは、誤解されると困る点を強調されるために用いられる。
It’s not what he has but what he is that makes him on so popular.
彼がそんなに人気があるのは、彼が持っている何か(財産)ではなく、彼の何か(人柄)のせいだ。
関係詞を使った強調
What I like is her hands.
私が好きなのは彼女の手なんです。(は?)
What surprised me was his gift.
私を驚かせたのは彼のプレゼントです。
All (that) I have to do wait here.
私がするべきはここで待つことだ。
否定の強調
I don’t believe you at all.
全くあなたを信用できない。
My girlfriend is interesting in soccer at the least.
私の彼女はサッカーに少しも興味がない。
I have no doubt whatever about his innocence.
私は彼の潔白を少しも疑ってない。
否定語句と共に用いる事で否定が強調される語句。
at all まったく
by any means 決して/どうしても
in the least 少しも
whatever 少しも
a bit 少しも
倒置表現
「倒置表現」とは、より伝えたい事を先頭に持ってきて、聞き手に印象付ける表現方法です。倒置する事で、以下のような効果があります。
- 話の展開に変化をつける。
- リズムを良くする(英語は強弱のリズムがキレイに並ぶことを好む)
否定を表す副詞(句)が文頭にくる
否定語句が文頭にくると、その後の文章はyes/no疑問文の語順になる。
Never have I been to the U.S.
アメリカに一度も行った事がない。(「一度もない」事を強調)
Rarely are you late the class.
あなたはめったにクラスに遅れない。
倒置で文頭に置かれる副詞句。
at no time 一度も~ない
seldom めったに~ない
hardly ほとんど~ない
scarcely ほとんど~ない
little まったく~ない
under no circumstances どんな状況でも~ない
on no account 決して~ない
副詞句が先頭にくる場合。
Not until I studied English did I know it was interesting.
英語を勉強してはじめて、面白い事がわかった。
▼
(元の文)I did not know (that) it was interesting until I studied English.
not only ~ but also・・・の倒置
この場合もyes/no疑問文の語順になることに注意
Not only does he play soccer but he also play baseball.
彼はサッカーだけでなく野球もプレーします。
方向・場所を表す語句が文頭にくる。
here, thereなどの語句が文頭に来る場合は、「ほら!」など注意を引く意味がある。
Down fall an apple. ← An apple fall down.
下に落ちたのはリンゴだった。
In my pockets was his key. ← His key was in my pocket.
私のポケットの中にあったのは彼の鍵だった。
Here comes the bus. ← The bus comes here.
ほら、バスがくるよ!
否定語+目的語が文頭にくる。
here, thereなどの語句が文頭に来る場合は、「ほら!」など注意を引く意味がある。
Not a word did he say. ← He didn’t say a word.
一言も彼は言わなかった。
No hope did I have at last week.
先週、私はまったく希望をもっていなかった。
補語が文頭に。
この場合も動詞と名詞が入れ替わって倒置する。主語が長い場合である。1語の場合は倒置しない。
Beautiful was the view from the mountain
美しかったのはこの山からの景色だ。
▼
(元の文)The view from the mountain was beautiful.
Beautiful she is. Beautiful is she.
慣用表現
“I’m poor at math.” “So am I.”
私は数学が苦手です。 私もです。
“I don’t want to eat any more.” “Neither do I.”
これ以上もう食べたくありません。 私もです。
挿入表現
「挿入表現」は、主部・述部のという文の流れに語句を挿入する事です。挿入するのは、話しての気持ちや、注釈的な意味合い、それ以前の文との関わりから挿入される語句で、補足的な意味合いで挿入されます。
語や句の挿入
My brother, after all, did not come to home.
私の弟は、結局帰って来なかった。
The restaurant, in my opinion, is too expensive.
このレストランは、私の意見だけど、めちゃくちゃ高い。
「挿入される事が多い副詞句」
as a rule 一般に
as a matter of fact 実のところ
for sure 確かに
fortunately 幸運にも
in a sense ある意味で
in fact 実際は
indeed 実は
moreover さらに
to be sure 確かに
nevertheless それのも関わらず
on the other hand 他方では
in the end 最後に/結局
to make matters worse さらに悪い事には
to one’s surprise ~が驚いた事に
節の挿入
My teacher, as far as I know, has three kids.
私の担任の先生は、私のする限り、3人の子供がいます。
Too much smoking, I think, only waste a lot of money.
タバコの吸いすぎは、私が思うに、大金を消費するだけだ。
挿入される事が多い副詞節
as it were いわば
that is to say つまり
as far as A is concerned Aに関する限りは
挿入される事が多いS+V
I believe / suppose 私は思う
I afraid 残念ながら
I hope 願わくば
it seems どうやら
you know 知ってると思うけど
省略表現
「省略表現」は、一度出てきた語句を繰り返す場合に、その語句がなくとも意味がわかる場合には省略するというものです。
語句の繰り返しによる省略
以下の例文では明らかに繰り返される語句は car と sit なので、省略できる。
My brother bought a new car. It’s a hybrid (car).
私の兄は新しい車を買った。それはハイブリッド車だ。
You may sit wherever you want to (sit).
どこでも好きな所に座っていいよ。
接続詞の後の「主語+be動詞」の省略
when, while, unless, thoughなどの接続詞の後の「主語+be動詞」は省略できる。この場合、主語が主節の主語と同じであるか、もしくは一般の人を指すwe, youの時、省略できる。
He fell in love with her, while (he was) skiing in Hokkaido.
彼は北海道でスキーをしている間に彼女に恋をした。
if の後の「主語+be動詞」の省略
if の接続詞の後の「主語+be動詞」は省略できる。if の場合は、主節の主語と違う場合でも省略できる。
I’ll help you if necessary. (if it is necessary)
もし必要なら、手伝います。
I want to see you if possible. (if it is possible)
もし可能であれば、あなたに会いたいです。
Please tell me the mistakes if any. (if there are any mistakes)
もしミスがあれば、教えて下さい。
if ever もし・・・だとしても
if so もしそうであれば
if not もしそうでなければ
省略による共通語
I tried but failed to stop her from going away.
私は、彼女が立ち去るのをとめようとしたが、失敗した。
この文ではtried failedの主語が I で、to stop以下はどちらの動詞にもかかっている。
I tried, but I failed, to stop her from going away.
同格表現
名詞・代名詞を結ぶ同格表現 :(コロン) -(ダッシュ)
He need two kinds of support: economic and love.
彼には2種類の援助が必要だ。経済援助と愛情による援助だ。
There are two things I have trouble remember ー people’s names and phone numbers.
私には覚える事に苦労する事が2つあるー人の名前と電話番号だ。
「つまり」「すなわち」 that is to say, namely
I can not buy this one, that is to say, I have no money.
私はそれを買う事ができない、すなわち、私は文無しだ。
「言い換えれば」 or
I have been in the U.S for ten years, or I miss Japan.
私はアメリカに10年住んでいます、言い換えれば日本が恋しい。


