もう15年くらい前の記憶。
この時観たのは「スターウォーズ エピソード4 新たなる希望」のデジタル版。もちろん僕はリアルにスターウォーズを映画館で観た世代ではないけど、子供の頃からテレビで何度も観た大好きな映画だったので10時間くらい渋谷の映画館に並んで観た。
しかも先行上映だったので夜中スタート。それにもかかわらず昼間からマニアがコスプレして並んだりしてて、とにかくお祭りだった。みんな過去の作品の話や、翌年に控えていた新作(エピソード1)の話などとにかく興奮してた。なにしろ渋谷の映画館から渋谷駅の地下鉄構内まで行列が出来るほどの一大イベント。僕は大学の友達4人と並んだ。
僕等より前の回で観ていた人達が、劇場から出てきて僕らの横を通りすぎて行くんだけど、とにかくみんな幸せそうで興奮してた。そんな光景を見てさらに盛り上がった。いざ僕等の番が周ってきた時には、冒頭の音楽が流れると同時に拍手と口笛、なんだかわからないような叫び声のあらしが巻き起こった。全然鳴り止まない喝采。もちろん劇場でスターウォーズを観るのは初めてで、オープニングの音楽を聞いた瞬間は鳥肌がたった事を今でも覚えてます。
その後もメインキャラクターが出て来る度に雄叫びの嵐。エンドロールでも全員総立ちで拍手が起こった。誰かが舞台にいるわけでもない。そこにいる誰かではなく、この作品を再びキレイにデジタル処理したルーカスをはじめとするスタッフへ、またこの作品へ、上映してくれた映画館へ、そんなすべての人に感謝したくなる拍手だったんだと思う。
続く「エピソード1」の上映の時も、同じような盛り上がりだった。やっぱりスターウォーズは別格の作品なんだよね。今、これを書いていても当時の興奮が蘇ってくる。こんな作品に、こんな瞬間に立ち会う事に、もう二度とないのではないかと思う。この日は忘れられない、僕の中で伝説となった、もちろんルーカスが作り上げたスターウォーズと共に。
*「エピソード1」の時のチケット。日記帳に挟んであったので保存状態がよかった。1999.6.26(sat)

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一体次回作の「7」はどうなるのだろうか。ルーカスフィルムはディズニーに売却しちゃったし。


