2年間の英語留学を終えてみて

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約2年間の留学から帰国。一体どのくらいの英語力が身に付いたのか、シェアしたいと思います。ちなみに留学時点での英語レベルは「How are you?」が言えない、「I miss you」のmissの意味が分からない、といった最低レベルからのスタートでした。

2年間の英語留学の成果

  • 日常会話に困らない。

  • 映画は内容にもよるけど7、8割理解できる。

  • 音楽は未だに聞き取れない。

  • ネイティブでない人との会話はつらい時がある(特にイスラム圏出身者とか)

  • 学校の授業で出てくる専門用語はまるでわからないので、まだ辞書は手放せない。

  • 仕事で英語を使う自信・・・うーん、あまりない。

  • 女くどけるか・・・はい(目標達成!)

ざっとこんな感じです。全く英語ができないレベルからのいきなり留学なので、まあまあかと思う反面、映画とか完璧に聞き取れないのがちょっと悔しい。アメリカに移民した人からは「2年くらいじゃまだまだだよ」と言われた。やはり言葉なので使った時間がものをいう、という事だろう。たぶん日本でベースをある程度学んでいる人は、もっと成長も早いと思う。

ざっと振り返り

最初に行ったのは、ニューヨーク州の郊外にある大学。この学校には50人くらいの日本人がいました。学校自体は1万人くらいの大学。まあ日本人がいる所は、自然と日本人との交流が増えるので、英語学習の環境としてもちろん良くない。ただ、僕のように英語学力ゼロみたいな状態だとわからない事が多すぎて、日本語で教えてもらってやっとしっくり理解できる、という事も結構あったので良かった気もする。

ただやはり英語に親しんでくると、英語だけの環境の方がいいので、半年後にカルフォルニア州の別の学校に移った。学校探しは、日本人のいない学校を探しまくって決めました。そして1年ちょっと滞在。

英語上達に役立った事

とにかく遊びにくり出す

やはり慣れる事が一番大事なので、よく話す人の方が上達も早いです。その点、もともと話す事が好きな女性の方が上達が早い気がする。僕の場合、親しかった友達がナイトクラブ好きの身長2mくらいある元プロバレーボール選手で、一緒によく遊びにくり出し新しい友達を作った。週末はほぼビーチに行って、一日中ビーチバレーをしてた。一日中いると入れ替わり立ち代わりで、色々な対戦者と知り合えるので英語学習的にも役立ったと思う。まして友人は元プロ選手なので僕らは負け知らずなチームで、対戦相手には事欠かず、次から次に対戦者はいた感じ。まあビーチにいる人達は基本的にみんなハッピーな人達なので本当すぐ親しく会話ができた。

趣味を活かす

僕は幼い頃からサッカーをやっていたので、サッカーにはちょっと自信があった。住んでいたカルフォルニアは、メキシコ系の人達のサッカーチームが豊富にあって、毎日5時過ぎになると、どこの公園でもサッカーやフットサルをやる人達がたくさんいた。僕は2つのチームに所属していたけど、どちらのチームでもうまい方だったので、友達の輪も広がりやすかった。

趣味や特技なんかを活かすと、友達を作りやすいし、友達の輪を広げやすいので、英語も上達しやすいと思います。

英語学習の落とし穴

意外に思うかもしれないけど、英語を学習するのに彼氏彼女を作ると早いとよく言うけど、それもケースバイケースかなと思った。初級者は確かに作った方が早いです。でもある程度話せるようになってからは、逆に特定の人とだけの付き合いになってしまうと、上達が遅くなる。やっぱり馴れ合いとか、全部話さなくても理解できるからとか、そんなのがあるんだと思う。

だから友達なんかも固定してしまうと、上達が遅くなると思う。人の数だけ話し方に癖があったり、イントネーションとか微妙に違ったりするので、なるべく色々な人と話すのが良いと思う。

カルフォルニアならスペイン語も自然と学べる

驚いたのはカルフォルニアのマジョリティは、メキシカンだって事。つまり移民の数がネイティブを上回っているのです。サンフランシスコの方では8割メキシカンなんて町もあるそうで、完全にマジョッてる。確かに僕が住んでた地域でもメキシコ出身者が多く、僕がサッカーチームに入ってた事もあって、メキシコ系の友達は多かった。もちろん英語がうまい人も沢山いるけど、第二外国語として英語使っている人も多かった。なので町中ではスペイン語が日常的に聞こえてきたし、結構覚えられた。最終的にはスペイン語のクラスも学校で履修した。

一番学んだ事

一番学んだ事は、「英語」といっても色々あるという事かな。実際にアメリカに留学するまで知らなかったけど、アメリカは移民の国なのでネイティブでない人が沢山いる。隣国のメキシコとか南米出身者はとても多かった。そうした人達は非常に巻き舌が強く、英語でも聞き取りにくかった。

またブラックイングリッシュと言われる黒人が話すちょっと崩れた英語とか、ジャマイカンイングリッシュ(ジャマイカで話されている英語の事)とかに触れると、「英語」と一言でいっても色々あるんだなと思った。

もちろん基本はみんな一緒なんだけど、発音や言い回しが微妙に異なっていたりする。学生寮で同室だったオーストラリア人が、何を言っているのか全くわからなかった事さえあった、なまりが本当強くて。

で、そういう色々なタイプの英語を使う人が一緒に暮らしているので、当然通じない事も多々出てくる。だからみんな相手が何を言っているのか、想像力を活かして理解しようとしてる。「きっとこういう事が言いたいんだろうな」という事を想像して会話してる。もちろん、ビジネスの場ではもっとシビアだろうけど、生活レベルでは色々な国の出身者が混じり合って、みんな第二外国語として英語を使っているから完璧な英語が全然なかったりする。それでも通じ合えるのは、相手を理解しようとする気持ちと想像力。

よく考えてみれば、日本人が得意とするところなんだよね、阿吽の呼吸っていうもの。何も言わずとも相手の気持ちがわかるっていうやつ。で、結局僕が何が言いたいかというと、

英語全部を理解していなくても、結構想像の部分で補えて使う事ができるって事。

そういう風に考えるようになってから、英語の力が伸びたような気がします、僕の場合。どうしても始めのうちは完璧な英語を目指してて、完璧に覚えてやろうとか思うんだけど、どうやったって聞き取れないものは聞き取れないし、覚えられないものは覚えられなくて。それをいつまでも気にしていると会話も進まないから、ドンドンそういうのを想像でカバーして、適当に考えて進んでいくって感じで、会話なり映画なり見ているうちに、進歩していたように思います。

日本に帰ってきて思う事

  • やっぱり日本食はうまい!(日本食は結構あるけどやっぱり違う!)
  • 寒かった(今年は異常だからしょうがないか。。。)

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