『イージー★ライダー』

2013/06/14

【監督】　デニス・ホッパー
【出演】　ピーター・フォンダ,デニス・ホッパー
【公開】　1969年　米　94分
【受賞】　第42回）アカデミー賞助演男優賞・脚本賞ノミネート
【ジャンル】　青春映画

あらすじ

麻薬の密輸で大金を手にしたキャプテン・アメリカとビリーは、フルカスタムされたハーレー・ダビッドソンを購入し、タンク内にマリファナを隠し、カルフォルニアから南部を目指して旅に出る。途中、一人のヒッピー、ジーザスを拾った二人は、彼の案内でヒッピー村に立ち寄る。しかし、村の人たちは自由気ままな2人を拒絶する。ラスベガスでは許可なしにパレードに参加したことで警察に捕まり、留置されてしまう。弁護士ジョージのおかげで釈放され、彼らは意気統合し、彼をつれて謝肉祭を見物すべく、ニューオリンズへオートバイを走らせ続ける。

3人は、マリファナを吸い、野宿をしながら自由な旅を続けた。しかしその自由を受け入れられない人もいる事を、彼らは理解する事ができなかった。

レビュー

物語は自由のあり方を問題視しているものの、その旅のスタイルは当時多くの若者を刺激しただろう作品になっている。僕もルート66に憧れがあったし、ハーレー・ダビットソンへの憧れも若い頃あったので、この映画のような旅には憧れた。とにかく自由に行動するって、若者が目指すすべてのような気がする。

まだ世間の事がわからず、自分で何でもできる気になって、なんでも挑戦して失敗を繰り返す。取り返しの付かない事になってしまう場合もあるが（この映画のように）。でもその自由への欲望が原動力にもなるし、若いうちにしか出来ない事へ導いてもくれる。そんな若者の青春という美しい時間を、アメリカの美しい自然と掛け合わせて描いているのがにくい演出である。