1. 呪われた海賊たち
2. デッドマンズ・チェスト
3. ワールド・エンド
4. 生命の泉
【監督】 ゴア・ヴァービンスキー(1-3), ロブ・マーシャル(4)
【出演】 ジョニー・デップ,ジェフリー・ラッシュ,オーランド・ブルーム,キーラ・ナイトレイ,ペネロペ・クルス
【公開】 2003年~ 米
【ジャンル】 アクション
あらすじ
18世紀、カリブ海の港町ポートロイヤル。総督の娘エリザベスは、子供の頃に、海で漂流した少年ウィル・ターナーが身につけていた黄金のメダルを今でも大切に持っていた。その少年ウィルは、今は鍛冶屋として働いていた。ウィルとエリザベスは恋心を持つ間柄だった。
ある夜、海賊船ブラックパール号のバルボッサ船長率いる海賊たちに町は襲われ、エリザベスは捕まってしまう。バルボッサ船長の目当てはエリザベスの黄金のメダル「アステカの金貨」だった。
一方、ウィルと海賊ジャックは命がけでエリザベスの救出に向かった。ジャックはバルボッサの過去を知る数少ない人間のひとりで、実はバルボッサに自らの船であったブラックパール号を奪われていたのだった。復讐に燃えるジャックとエリザベス救出を目的とする2人がバルボッサを追い詰める。
アステカの金貨は実はバルボッサたち海賊にかけられた呪いを解く重要なアイテムだったのだ。かくして海賊同士の激しい戦いが幕を開ける。
レビュー
ジョニーデップ演じるジャックが、間抜けで腰抜けな海賊のキャプテンをつとめている事が、作品が単純な海賊モノにならずに、作品に深みを与えている。深みというかドタバタ劇にする事で、海賊をシリアスなだけに描く事無く、コメディタッチの部分を含める事ができている。そういった意味で配役が、ジョニー・デップであった事は大きい。彼はこれまでもブラック・ユーモアな作品にも多数出演しており、外見のクールなイメージだけでなく、三枚目な役もこなせるというのが大きかった。またこれまでも独特な感性をもっているだろう事は、変態監督ティム・バートンの作品出演が多い事からもわかっていたので、最適な配役だったといえる。その辺が、子供向けになりがちな海賊モノを、幅広い世代から支持された理由だろう。ただ単純におもしろいし、楽しめる娯楽作品さだ。
しかしハリウッドというかディズニーはこうした娯楽シリーズモノを制作するのが大変うまい。制作が「トップ・ガン」「アルマゲドン」のジェリー・ブラッカイマーであるあたりが抜け目ない。彼の制作する映画は派手な大作が多く、映画はとにかく娯楽であるべきとする姿勢が一貫されている。いや必要だよね、そういう娯楽作品ってハリウッドには。
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