【監督】 アルフレッド・ヒッチコック
【出演】 グレース・ケリー,レイ・ミランド
【公開】 1954年 米 105分
【ジャンル】 サスペンス
あらすじ
トニーと妻のマーゴは、表面平穏な生活を送っているように見えたが、夫婦の気持ちは全く離ればなれにあった。そして妻マーゴはアメリカのテレビ作家と不倫な恋におちており、それを知ったトニーは、ひそかに妻の謀殺を計画していた。トニーは大学時代の友人レスゲートに、妻の殺害を依頼する。綿密な計画を作り、トニーは夜のパーティーに出かけてアリバイをつくり、レスゲートに家へと忍び込ませた。
そして約束の時間にトニーは家に電話をかけ、マーゴが電話に出た時、隠れていたレスゲートが後ろから飛び掛った。しかし、妻の必死の抵抗により逆に返り討ちにあい、レスゲートはハサミでさされて死んでしまう。
トニーは考えを駆け巡らせ、マーゴが不倫ネタをレスゲートにゆすられていたので彼を殺したという印象を警察に与えて、マーゴを罪におとし入れようと画策するが。。。
レビュー
もともと舞台劇を劇映画に移した作品なので、自宅であるアパートでの密室場面がほとんどだ。だけど飽きさせないカット割やカメラワークが冴え渡り、切れのある作品になっている。密室ミステリーの古典的作品。
ラストシーンで捜査官が受話器を取り、電話をかけながら自慢のヒゲに櫛を入れるシーンがお気に入りだ。開き直って酒を飲み、おしゃべりするトニーを尻目に、黙って電話をかける印象的なシーンで終わる。実にクールだ。
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